Mr.Dashのぶろぐ館

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2017年8月17日(木) [金剛山]丸滝谷は、水量もスリルもたっぷり!(手話Deクライミング)

2017年08月19日 | 山登りの記録
■メイン写真
石ブテ東谷との二股にかかる6m直瀑の真下で「自撮り」。

■今回のコース
石筆橋→(丸滝谷)→下の丸滝→上の丸滝→中尾の背取付点→六道の辻→
転法輪寺→国見城址→セト→石筆橋

聴覚障がい者の皆さんと、手話を通じてアウトドアアクティビティを楽しむ、
「アウトドア手話企画・等高線」」代表の細井裕子さんとは、
もう4回目のセッション。
今回は、手話Deクライミングの企画山行で、金剛山の丸滝谷へ。



今回は、登山歴は2年ほどだが熱心に各地の山を登られている女性、
遠く東京からお越しになった女性、こんな娘がいたらいいなと思わせる
かわいらしい20代の女性の3名様をご案内。
皆さん、渡渉が連続する沢筋の遡行ルートは初めてということ。
きっと大冒険になるんだろうな。



解説は、筆談と、細井さんらよる手話通訳とのハイブリッド方式。
この日は沢筋のルートなので、防水紙のメモと油性ペンが活躍する。



沢沿いの登山道を進んでいくと、イワタバコがちょうど旬を迎えていた。

登山道はやがて沢の流れと混然一体となる。
慣れないうちは、つい、水の上に出た不安定な岩に足を乗せてしまうが、
そのうち、水深数センチ程度の場所なら登山靴でガンガン入った方が
楽だし、ゴアブーティの靴ならまったく浸水しないことが理解できる。



石ブテ東谷との二股に到着。6m滝がかかる。



丸滝谷の流れは、いつもよりちょっと水量が多め。
ただでさえワイルドな谷は、迫力満点になっている。



断続的に現れる斜瀑は、すべて横を巻く。固定ロープもついていて助かる。
このあたりが、「沢登り」ではなく、「渓流沿いのコース」となる所以。
はじめはおっかなびっくりだった皆さんも、徐々に足の置き方が慣れてきた。

下の丸滝は、右側からの崩落で倒木が遮っており、今回は横から見るだけ。



上の丸滝に到着。今春、従来からの登路も少し崩壊したため、中央左側の
濡れた岩壁を直登することにする。岩はガバばかりで安定しており、
右のザレ気味のルートより却って安全かもしれない。

岩壁を登っていると、なかば階段状に、右へ右へと追いやられる。
もうすぐゴールというところで、斜めの岩がちょっとしたスラブ状に
なっており、ホールドも少ないため危なっかしいのだ。



まずフリーで登り、トップから一人ずつビレイして引き上げた。
皆さん、かつてないスリルに、アドレナリン全開だったのでは。

滝の上でランチタイムとしたあとは、沢の詰めにかかる。
ザレた風化花崗岩の急斜面を、なかばムリヤリ登り、中尾の背の出合に飛び出す。



六道の辻は、薄い霧の中。
こまでの急登はけっこう大変なので、ホッとする瞬間。



目立たないピーク、大日岳に到着。



山頂部には、コオニユリが咲いていた。



転法輪寺に到着。この日は人がかなり少なかった。
あまりに暑くて、シャツは汗だく。売店で買ったソフトクリームが美味かった!



国見城址で記念写真。
さっきまで出ていた霧が晴れ、富田林市街が見下ろせた。



下山は青崩道で。
おっ、トリカブトが咲いている。もう夏も終わりということか。



シシウドか、オオハナウドか。
花は山頂直下に少し見られるのみで、その後は植林帯の中をひたすら下る。



下り坂で疲れが出にくい歩き方を少しレクチャーしておいたので、皆さん、
工夫して足を運んでいる。

中盤以降、休憩を長めにとって歩いたので、予定の時間を40分ほど
オーバーしたが、全員、元気に下山。
金剛山に、こんなワイルドなルートがあるのかと思えるほど、
刺激的なコースでしたね。おつかれさまでした!


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