■メイン写真
下山中、小朝ノ頭の少し北側にて。ようやく霧が晴れ、金糞岳がその姿を現した
■今回のコース
連状口登山口→小朝ノ頭→大朝ノ頭→金糞岳→(往路を戻る)→連状口登山口
滋賀県第2位の高峰・金糞岳。
「糞」の字のインパクトが強烈だが、金糞とは鉄鉱石から必要な成分を抽出したあとに
出る鉱滓(スラグ)を「かなくそ」という。
長浜市には、最古級のたたら製鉄の遺構・古橋遺跡があり、周辺に製鉄関係を
想起させる地名も幾つか残っている。金糞岳も、何らかの当時の製鉄産業の
ネットワークに何らかの関係があったのだろう。
クネクネの山道を岐阜県の坂内へ抜ける鳥越林道のおかげで、金糞岳は"手抜き"の
最短ルートで登れる。
高山キャンプ場からガッツリ歩く周回ルート、鳥越林道の途中にある白谷口、小森口、
連状口、鳥越峠、大朝口と、いろいろな登山ルートが選べるが、今回は標高950mの
連状口から往復してみた。
なんと道路上にデカデカと登山口を示すマーキングが。
緑が濃い山道。ネマガリダケが茂る。
うっすらとケモノ臭。クマの気配を警戒するものの、遠くからシカの鳴き声がして安堵。
ブナが美しい。霧の中だず、ブナ林の場合は、それもまた神秘度が増してよし。
シバグリがたくさん落ちていた。
途中の小ピーク、小朝ノ頭。
小広くなっている場所が少ないので、貴重な休憩スペースだ。
少し先で、霧に隠れた金糞岳を眺める。
続いて大朝ノ頭。じつは先ほどの小朝ノ頭より標高が低い。
鳥越林道からショートカットして来れる最短ルートとの分岐。
2本の足場が高く組まれている。何だろう。
樹木の生育などでも測定しているのだろうか。
大朝ノ頭から先は、やや傾斜がよくなる一本登りだ。
しかし、取りたてて難所と呼ぶべき場所はない。
あっけなく山頂に到着。
明治100年を記念して、昭和43年に設置された標石がある。
標高は1314mと刻まれており、現在と3m異なる。
霧が出ていたので、周囲は真っ白。
下山は、同じ道を戻る。
前日の雨で濡れた路面に足を取られないよう、慎重に下っていく。
しだいにガスが晴れてきて、岐阜県側の山並みが見えるようになった。
連状口に到着。駐車スペースからは琵琶湖が見えるようになっていた。
下山時ではあったが、少しは眺めが楽しめたのは救いだった。
下山中、小朝ノ頭の少し北側にて。ようやく霧が晴れ、金糞岳がその姿を現した
■今回のコース
連状口登山口→小朝ノ頭→大朝ノ頭→金糞岳→(往路を戻る)→連状口登山口
滋賀県第2位の高峰・金糞岳。
「糞」の字のインパクトが強烈だが、金糞とは鉄鉱石から必要な成分を抽出したあとに
出る鉱滓(スラグ)を「かなくそ」という。
長浜市には、最古級のたたら製鉄の遺構・古橋遺跡があり、周辺に製鉄関係を
想起させる地名も幾つか残っている。金糞岳も、何らかの当時の製鉄産業の
ネットワークに何らかの関係があったのだろう。
クネクネの山道を岐阜県の坂内へ抜ける鳥越林道のおかげで、金糞岳は"手抜き"の
最短ルートで登れる。
高山キャンプ場からガッツリ歩く周回ルート、鳥越林道の途中にある白谷口、小森口、
連状口、鳥越峠、大朝口と、いろいろな登山ルートが選べるが、今回は標高950mの
連状口から往復してみた。
なんと道路上にデカデカと登山口を示すマーキングが。
緑が濃い山道。ネマガリダケが茂る。
うっすらとケモノ臭。クマの気配を警戒するものの、遠くからシカの鳴き声がして安堵。
ブナが美しい。霧の中だず、ブナ林の場合は、それもまた神秘度が増してよし。
シバグリがたくさん落ちていた。
途中の小ピーク、小朝ノ頭。
小広くなっている場所が少ないので、貴重な休憩スペースだ。
少し先で、霧に隠れた金糞岳を眺める。
続いて大朝ノ頭。じつは先ほどの小朝ノ頭より標高が低い。
鳥越林道からショートカットして来れる最短ルートとの分岐。
2本の足場が高く組まれている。何だろう。
樹木の生育などでも測定しているのだろうか。
大朝ノ頭から先は、やや傾斜がよくなる一本登りだ。
しかし、取りたてて難所と呼ぶべき場所はない。
あっけなく山頂に到着。
明治100年を記念して、昭和43年に設置された標石がある。
標高は1314mと刻まれており、現在と3m異なる。
霧が出ていたので、周囲は真っ白。
下山は、同じ道を戻る。
前日の雨で濡れた路面に足を取られないよう、慎重に下っていく。
しだいにガスが晴れてきて、岐阜県側の山並みが見えるようになった。
連状口に到着。駐車スペースからは琵琶湖が見えるようになっていた。
下山時ではあったが、少しは眺めが楽しめたのは救いだった。