Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

4月30日(日)~5月4日(木)、台湾最高峰・玉山をめざす。いよいよ山頂アタック!

2006年05月11日 | 山登りの記録
5月2日、3:30に山荘を出て、0.5km地点に3:50、玉山南峰(0.7km地点)への分岐を経て、1.0km地点に4:10。なかなかの好ペースである。排雲山荘から玉山山頂まで2.4kmある。ハイマツ(日本のとは少し違う)帯に差しかかると、夜が明けてきたが、風雨は収まらない。もう、山頂にタッチすることだけが、空しい目標となった。

岩がちな急坂になってきた。要所には鎖がついていて危険ではないが、空気が薄いので慎重さが要求される。やがて、山道の上に金網が張られた、風雪除けのシェルター部分に着く。ここが最後の休憩箇所だ。とりあえず強風を避けられるのでありがたい。

ここから、山頂はわずかだ。霧で霞んで姿が見えない先頭から「頂上ーっ!」と歓声があがる。5:35、山頂を示す標石と、三角点が確かにあった(写真)。視界は最悪、風は時折、歩みを止めざるを得ないほど。それでも、確かに山頂に着いたのだ。互いに記念写真を撮りあっていると、Y井カメラマンの帽子があっという間に吹き飛ばされてしまった。体温がどんどん奪われていくのがわかる。結局、山頂には10分もいられず退却となった。なんとまあ味気ない登頂劇か。しかし、Y井カメラマンと“宇宙人”I村さんにとっては、富士山を超える最高標高記録である。悪条件の中であり、誇っていいと思う。

すっかり明るくなった道を忠実に戻る。7:13には、排雲山荘に戻れた。うどんの朝食が振舞われ、冷えた身体を温める。雨は断続的に降り続け、11:55、塔塔加鞍部に戻った時には全身ずぶぬれになってしまった。管理処の車が迎えに来てくれた。濡れネズミのまま乗り込み、上東埔へ。ここで李ガイドと再会。Mr.Dashは、風邪がひどくならないよう、バスの中で着替えをすませた。

この日は、東埔温泉の東埔帝輪飯店に宿泊。台湾流に、水着を着ての混浴温泉に浸かり、疲れを癒した。洞窟風呂というから、どんなものかと思ったが、人工的に洞窟の雰囲気を作り出したものだった。

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