どっちがびっくり?
ルーニーの植毛か、マンUの先発メンバーか。
その、なんか見慣れないルーニー以外は、ナニとアンデルソンと・・・エブラしかわからん。
センターパックの不良ふたりもいないし、
パク・チソンもベルバトフもエルナンデスもバレンシアもいない。
こういう情報には疎いボク。
そーか、ファンデルサールは、もはや貴賓席か。
その貴賓席の前列に、サー・ボビー・チャールトンの変わらぬ姿がある。
ルーニーやエルトン・ジョンのように植毛はしないのだ。
若い頃は、フサフサだったんだぜ。
最近、CSで伝説のプレーヤー達の特集をやっていて、チャールトンの回を見たのさ。
1958年、CL準々決勝の帰路、
ミュンヘンで飛行機事故に遭い、マンUはチームの多くを失うという悲劇に見舞われる。
ボビー・チャールトンは、監督のマスビーとともに、奇跡的に生還する。
ボビーを燃える飛行機の中から助け出したチームメイトのハリー・グレッグは、
そのあとも救助活動をつづけ、何人かを機外に引っぱり出したんだそうだ。
で、ふと振り返ると、呆然と立ち尽くすボビー・チャールトンの姿が・・・・・・。
ハリー・グレッグは心底驚いたそうだ。
そう、ボビーはてっきり死んだものと思っていたから。
死体を、亡き骸を引っぱり出したと思い込んでいたから。
ワタクシも思い込んでおりました。それもかなり長い間。
この事故が“墜落事故”だと。
だから、この話を聞くたびに『よく助かったなぁ』と、思っていました。
真相は、離陸できずにそのまま暴走して、フェンスに激突したんだそうだ。
ボビー・チャールトンは、恩人のハリー・グレッグを称える。
「私が同じ立場だったら、あんなことはできない」と。
ハリーのほうは、サーの称号を受けたボビーより、
ポーカーの下手くそなボビーのほうが印象的らしく、
「あんなポーカーのヘタな人間には、今だかつてお目にかかったことがない」
と、ゲラゲラ笑ってはなしていた。
事故から8年後、自国開催のワールドカップで優勝。
初戦のチリ戦。
イングランドの最初のゴールを決める。
ドリブルからフェイントを入れ、30メートルのシュートを突き刺す!
「キャノン砲」ってやつだ。
チラっと出てくる女王も若いぞ!
ハー・マジェスティ・プリナイスガールってね。
決勝で、あの疑惑のゴールも含め、ハットトリックを決めたジェフ・ハーストも
サーの称号を得ていたのね。
甘いフェイスのイケメンだった彼、歳をとると・・・・・・誰だがわからんもんね。
その点、ボビーは変わらんぞ!
そして事故からちょうど10年後。、
ボビー・チャールトンとマンチェスター・ユナイテッドは、
念願のヨーロッパチャンピオンになる。
エウゼビオ!のいるベンフィカに、延長で3点入れて勝つ。
最後のゴールを決めたチャールトンに、ジョージ・ベストが抱きつく。
クーッ カッコよすぎ!
番組ではずっと紳士だったボビーだけど、ラスト
「我々と比較すれば、レアルもバルセロナも足元にも及ばない」
と、意地と気概をみせる。
キャノン砲、炸裂です。
部屋から見る空は、見事にモノクロだ。
Bsで、夕べは佐野元春、その前の晩は陽水が歌っていた。
ふたりとも、ラスト4曲しか観てないけれど。
陽水は、氷の世界~招待状のないショー~積み荷のない船~いっそセレナーデ
・・・だったと思う。 半分寝てたもんで^^ いつもじゃん
「招待状のないショー」って、こんなにいい曲だったの。 へーぇ
「積み荷のない船」は、P・フロイドみたいだ。デイブ・ギルモアだっけ?
陽水のバンドのギタリストは、赤いストラトで、綺麗なソロを弾いていた。
「いっそセレナーデ」は、テンポを落とし、ピアノだけをバックに朗々と。
陽水の歌は心に響くが、その正体はますます怪しさを増していく。
オーラス、観客への「ありがとうございました~」のテンションときたら、
初七日法要の喪主のアイサツ程度の元気さ加減だもの^^
佐野モトは、あきらかに声の調子が・・・・・・
「サムデイ」の途中でうつらうつらしだし、おぉこりゃ「アンジェリーナ」だなぁ、で寝たらしい^^
モノクロの空だけでも、じゅうぶんのデカさなのに・・・
ラジオで、39億光年かなたの宇宙で、ブラックホールが星を飲み込んでいる と。
で、そのブラックホールの直径は、地球から太陽までの距離の三分の二だ と。
先日の新聞には、45億光年かなたで銀河と銀河が衝突している と。
そして20億年もすれば、われわれの銀河系もどこかの銀河と衝突するんだ と。
う~~ん、いつも思うけど、45億光年かなた自体が想像のかなただ。
光のスピードで45億年かかるわけでしょ。
衝突してるっていっても、ライブで見てるわけじゃなく、それ45億年前の光でしょ・・・
オレらは、せいぜい地震におびえながら、チマチマ生きるしかないけれど。
たまには、想像の埒外の世界にも想いをはせないと。