前回に引き続き、2011年8月22日に西武池袋線池袋駅で撮影した写真です。
前回取り上げた2000系とほとんど同じように見えますが、2000系ではなく、101系の車体更新車として登場した9000系です。西武所沢工場製で、西武の特徴であった黄色の電車としては最後のものになります。10両編成で、後にVVVF制御化されています(この際の工事は、2編成を除いて東急車輛が担当しています)。
西武池袋線は、(おそらく沿線住民にとってもそうだと思うのですが)列車種別がやたらと多く、停車駅・通過駅もややこしくて面倒です。しかも千鳥停車(A駅に急行が止まるのに快速がが止まらず、B駅には快速が止まるのに急行が通過する、というようなもの)があります。
列車種別の多さと煩雑さ・面倒さは、関西の私鉄、たとえば京阪本線、阪急京都線、阪神本線の路線図を見る度に感じることですが、最近では関東でもそのような傾向が出てきているようです(悪い点を真似る必要はないと思うのですが)。とくに西武池袋線は、首都圏でも列車種別の多さと煩雑さ・面倒においてトップクラスでしょう。
埼玉西武ライオンズカラーの3000系です。新101系と同じようなスタイルなのですが、別の形式とされています。
西武池袋線では、3扉車と4扉車が混用され、しかも8両編成と10両編成の両方が走っていますが(最近の首都圏では珍しいほうでしょう。西鉄天神大牟田線とよく似ています)、3000系は3扉車で8両編成と6両編成とがあります。
そろそろ発車時刻です。しかし、今回はこの電車に乗る訳に行きません。特急券を買って座席指定をうけてしまいましたし、特急は池袋を発車すると所沢まで止まりません。この各駅停車は、所沢よりはるかに手前の練馬から豊島線に入ってしまいます。