ひろば 川崎高津公法研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

2002年5月3日、杵築駅

2020年05月15日 08時00分00秒 | 旅行記

 時々、その近くを通っていたけど、寄ったことがない。入ったことがない。

 あるいは、一度か二度、立ち寄ったことはあるけど、また何時でも来ようと思えば来られると思い、結局そのまま立ち寄ったりしなかった。

 皆様には、そのような場所がないでしょうか。

 度々通っていた時には何とも思わなかったけど、引っ越しなどによって離れてしまい、もう通ることがなくなると、「もっと行っとけばよかった」などと思うところです。

 私にもそのような場所がいくつかあります。今回はその一つです。

 

 JR日豊本線の杵築駅です。なかなか風格のある駅舎ですが、この駅は旧八坂村にあり、杵築の市街地から離れています。実際、ここで降りてもいくつかの商店がまばらに存在する程度です。ここから東(写真では右のほう)に進み、右へ曲がる日豊本線の下を通って北東のほうへかなり進まなければ、市街地に出ることはできません。また、西のほうにしばらく進むと赤松峠の北側に出られます。

 かつて、ここは大分交通国東線の起点駅でもあり、国東線に乗ると中心部に近い杵築市駅に出ることができました(現在は大分交通のバスターミナルになっています)。国東線は現在の大分空港の近くを通っていましたので、もし廃止になっていなければ空港へのアクセス路線として活用されていたかもしれません。廃止されてから結構な年月が経つのに、駅のホームには何故か国東線乗り換えの案内が残っていました。今はどうなのでしょうか。

 駅の裏手には貨物用のホームがありました。かつてはみかんの積み替えなどで賑わっていたといいます。私がここを訪れた頃には、貨物用ホームのそばに農協の建物がありました。そのことが、この駅の歴史を物語っています。

 この写真を撮影した日はタイトルに示した通りで、私が大分大学教育福祉科学部の助教授となって1か月ほど経った日でした。当時、大分県内を車で走り回ったのですが、この杵築駅には一度か二度しか訪れていません。しかも、鉄道を使って訪れたことは一度もありません。すぐ近くを大分空港道路が通っていますが、この道路を走っても杵築駅は見えません。かなり高い所を通っているためです。

 当時、この駅には、特急のうち、ソニックの一部、にちりん、にちりんシーガイア、ドリームにちりんが停車しました。寝台特急富士は通過扱いとなっていましたが、実際にはここで停車し、客扱いをすることもなくソニックの通過待ちをしていました(下りだけだったかもしれません)。これでは寝台特急が廃止されても仕方がないと思いました。

 ちなみに、杵築駅から日出駅までは単線です。


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