ひろば 川崎高津公法研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

近鉄内部線・八王子線は存続する

2013年09月19日 23時56分57秒 | 社会・経済

 本日(9月19日)の23時7分付で、朝日新聞社が「近鉄内部・八王子線、存続へ 公有民営方式導入で合意」として報じています(http://digital.asahi.com/articles/NGY201309190055.html)。

 記事によると、9月19日、近鉄社長と四日市市長が大阪市にある近鉄の本社で会談を行い、内部線と八王子線の存続で合意した、とのことです。

 その概要は次の通りです。

 (1)内部線・八王子線の車両と施設は、近鉄が四日市市に無償で譲渡する。

 (2)両線の土地は、近鉄が四日市市に無償で貸与する。

 (3)両線の運行は、近鉄の子会社が行う。

 (4)両線の赤字(年間で1億3000万円ほど)は、近鉄および四日市市の双方で負担する。但し、人件費、料金などの見直しを前提とする。

 大筋は以上の通りで、今後は細部の調整を行うということです。基本的に公設民営方式でまとまったということになります。

 もうじき日付が変わりますので、今回は以上の通りとさせていただきます。コメントなどをお寄せいただければ幸いです。 

 


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
 存続させるならば黒字化をめざしてほしいと思い... (白蛾)
2013-09-23 20:53:03
 車両の更新は避けられないのですし、現状のままではよくてじり貧、料金やダイヤ次第では赤字額も増えるでしょう。合理化も限界だとすれば、かなり厳しい未来になりそうです。
 それでも鉄路を残したのですから、将来への可能性が生まれたのだと捉えています。まずは、時代遅れといったイメージを払拭してもらいたいですね。
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 赤字線を存続させることについては、四日市市、... (川崎高津公法研究室長)
2013-09-25 23:50:09
 近鉄の子会社に関する具体的な情報がないのですが、車両更新の必要性を前進のための機会と捉えていただきたいと思っています。伊賀鉄道のように、近鉄色を脱するのも一つの手です。問題は軌間に由来することで、どこかの会社から中古車を買う訳にもいかない点ですが、存続する以上はわかっているはずです。冷房車を導入するのがサービス改善の第一歩でしょう。
 昨年11月に利用した時にも思ったのですが、ラッシュ時以外の時間帯に3両編成では輸送力過多にも思えます。2両編成を基本として、増結も可能というようにすればよいのではないでしょうか。
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 単線という路線条件なのでスピードアップは望め... (白蛾)
2013-10-03 00:19:54
 加減速の劣る1M2T編成電車を走らせ続ける意義が電力事情だとしても、半世紀以上もスピードアップされないのは異常といえます。路面電車の衰退も、高性能電車が一部にとどまり、全体的なスピードに変化がなかったことや、ワンマンカーの料金授受に伴う遅滞などに原因もあるのではではないでしょうか? 阪神ジェットカー並みではなくとも、高性能化によるスピードアップは必要だと思います。駅の統廃合による表定速度アップには賛同しかねるのです。
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 762ミリメートルという軌間からして、驚くほどの... (川崎高津公法研究室長)
2013-10-04 08:04:08
 内部線・八王子線ではICカードなどを使用することができるのでしょうか。私が昨年11月に利用した時には、使用不可であったと記憶しています。
 車両の更新は避けられないようなので、やはりこの際に思い切った見直しをして欲しいものです。前にも書きましたが、3両では日中などに輸送過多になるとみられますから、2両編成でよいでしょう。VVVF車導入が可能であれば、それがよいでしょう。いつまでも吊り掛け駆動というのでは、鉄道ファンは喜ぶかもしれませんが一般の利用客に対するサービスとしてどうなのか、と思われるからです。
 それから、現在の車両の塗装は是非とも変更してほしいものです。今は1両ごとに色が違うという感じなのですが、3両とも色が違い、統一感も何もありません。せめて編成ごとに統一してほしいものです。
 これを見て思い出したのが、国鉄時代の南武線です。103系だったと思うのですが、カナリアイエロー(総武線各駅停車)、オレンジバーミリオン(中央線快速電車)、スカイブルー(京浜東北線)の色が交じり合った編成がありましたが、いかにも寄せ集めで、同線には中古車ばかり集められるために「掃き溜め」のようでもありました。
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