ひろば 川崎高津公法研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

KSPシャトルバス

2023年02月01日 20時20分00秒 | 写真

 今回は、JR南武線武蔵溝ノ口駅・東急田園都市線溝の口駅から、川崎市高津区坂戸3丁目にある「かながわサイエンスパーク」(KSP)まで走る循環バス、KSPシャトルバスです。私も、大学院生時代にはよく利用していました(最近は利用する機会がありませんが)。

 KSPの所在地には、1985年まで池貝鉄工の工場がありました。この工場は茨城県に移転し、1989年にKSPがオープンします。ただ、ここは南武線の武蔵溝ノ口駅と武蔵新城駅とのほぼ中間にあり、駅間距離が南武線で2番目に長いこともあって、どちらの駅からも1キロメートル以上も離れています。そこで、KSPシャトルバスが運行開始となります。担当するのは、一貫して東急バス(東急トランセ)の高津営業所です。

 溝口の再開発事業が完了するまでは、川崎市生活文化会館(かつて高津区役所があった場所)の真向かいにあった東急バス溝の口操車場から発着していました。NOCTYなどがオープンしてから、現在の駅前バスターミナルが発着場となっています。また、正確なことはわかりませんが、コースが変わっています。なお、溝の口駅→KSPの途中にある高津高校前バス停および高津中学校入口バス停には止まりません。また、KSP→溝の口駅の途中にはバス停がありません。

 このバスは無料で、平日朝7時台から9時台まで会員専用となるものの、その他の時間帯であれば誰でも乗車できます。そのため、高津営業所に所属するKSPシャトルバス用のバスには運賃箱がありません。

 2018年5月からは、神奈川県立川崎図書館へのアクセス手段としても利用されています。これは、同図書館がKSP西棟にあるためです。


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