連投になりますが、このブログでこれを取り上げない訳には参りません。
非常に短い記事ですが、共同通信社のサイトに、2024年3月13日20時47分付で「芸備線『今のまま持続難しい』 再構築協議会初会合へ見解―JR西社長」(https://www.jiji.com/jc/article?k=2024031301188&g=eco)が掲載されました。
見出しだけで内容がわかりそうなものですが、3月13日の記者会見でJR西日本社長が芸備線の存続について「難しい」と語ったというものです。あまりに記事が短いので誤解を招きそうですが、あくまでも芸備線の一部区間についての話です。
このブログでも芸備線の問題は何度も取り上げていますし、再構築協議会の件も記しています。3月26日に初の会合が広島市で行われるとのことで、地域公共交通活性化再生法の2023年改正法の下で初めて再構築協議会の会合が開かれることになります。おそらく、その場でJR西日本から存続の困難性が主張されることでしょう。
たしかに、平均乗車人員数からして、芸備線の存続は難しいでしょう。何せ、芸備線全線の平均通過人員(2022年度)は1170であり、それも下深川駅から広島駅の区間の8529という数値によるところが大きいのです。この区間を除外し、備中神代駅から下深川駅までの区間を見れば、平均通過人員が1000を下回ることでしょう。よく覚えていませんが、東城駅か備後庄原駅から広島市へのバス路線があり、そちらのほうが芸備線よりも本数が多いということなので、2024年問題があるとしてもバス転換が望ましいという結論が容易に導かれるところでしょう。
JR西日本社長は、おそらく芸備線の備中神代駅から備後落合駅までの区間について「全ての考えが案としてある。バス転換を否定するものではない」という趣旨を語ったそうです。それはそうでしょう。このように話すはずです。
再構築協議会での対立の構図が見えてきたような気もします。行方が気になるところです。
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