最近、東京メトロ半蔵門線および東急田園都市線を走っていた最後の東武30000系31609F+31409Fが伊勢崎線・日光線系統から東上線系統に移ったという話を聞きました。これにより、東武30000系の全編成が東上線で運用されているということになるようです。半蔵門線の水天宮前〜押上が延長開業され、東武伊勢崎線・日光線への直通運転が始まってから、この30000系が東京メトロ半蔵門線および東急田園都市線でも走るようになったのですが、その期間は短かったのです。
快速小川町行きとして運行されているところを撮影しました。東上線(正式には東上本線)は池袋〜寄居の路線ですが、現在、全区間を走る列車は一本もなく、小川町駅で運行系統が分割されています。池袋〜小川町では川越特急、TJライナー、快速、急行などが運行され、東京メトロ副都心線からの直通電車の一部が8両編成であることを除き、10両編成です。これに対し、小川町〜寄居ではワンマン運転の4両編成です。
それにしても、池袋〜小川町における列車種別の多さには辟易します。川越特急は停車するのにTJライナーが通過する駅があるなど、ややこしいのです。同じような例は西武池袋線などでも見られますが、乗客サービスにとってプラスであるとは思えません。東急田園都市線(急行、準急、各駅停車)などのように種別が少ないほうがわかりやすく、乗客サービスとして優れていると感じます。
前記のように、半蔵門線および田園都市線でも走った30000系ですが、早くも2006年に50050系がデビューし、半蔵門線および田園都市線にも直通するようになります。30000系は50050系に置き換えられるようになり、いつの間にか31606F+31406Fと31609F+31409Fのみが直通するようになりました。そして、30000系は東上線系統に移っていったのです。
なお、この30000系と逆の動きを少しばかり見せているのが、東上線用としてデビューした50000系です。数編成が伊勢崎線・日光線系統に移り、半蔵門線および田園都市線においても運用されるようになっています。
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