ひろば 川崎高津公法研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

再び、漢字をしっかり書き分ける(続)

2015年01月11日 11時42分05秒 | 受験・学校

 昨日(1月10日)の続きです。「まさか」と思われる例があったので、記しておきます。

 嘘のような話ですが、私も嘘であって欲しいと思うのです。

 「じゅうきょしんにゅうざい」を漢字に直せば「住居侵入罪」となります。問題は「住居」ではなく、「侵入」です。

 この言葉について「まさか」と思うような答案が散見されるのです。「見間違いか」と私自身の目を疑い、何度も見直しました。

 侵人

 「どういう意味なのか」と問いたくなるでしょう。「わざと書いているのか」、「受けを狙っている訳ではないだろうな」と疑いたくもなります。

 住居侵人罪

 これでは意味をなしませんので、「受け」ませんし、洒落にもなりません。

 勿論、正答は住居侵入です。

 は、言うまでもなく異なる字です。読み方も違います。しっかり書き分けて欲しいものです。

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再び、漢字をしっかり書き分ける

2015年01月10日 20時02分30秒 | 受験・学校

 このブログは「gooブログ」を利用しているのですが、面白いことに1年前の記事をメールで知らせてくれる機能があります。今日も「1年前の記事」というメールが届きました。

 昨年(2014年)1月10日というと、12時19分44秒付で「漢字をしっかりと書き分ける」という記事を掲載しています。その記事の冒頭は、次のようになっています。

 「昨日、私が担当している2年生向けのクラス授業で小テストを行い、うちに帰って採点をしていました。何問か、ひらがなで記した部分を漢字に直すという問題、漢字の読み方を(送り仮名も含めて)記すという問題を出したのですが、正答率が低いのです。これは世間一般に言われていることではありますが、やはり、法律学に取り組むのであれば、或る程度の読み書きはできなければなりません。」

 偶然なのか時期柄なのか、2014年も2015年も、今日、私は2年生向けのクラス授業で行った小テストの採点をしていました。それで、今年も昨年と同じようなことを言いたくなるのです。以下に引用します。

 「昨日は刑法の未遂犯、共犯についての小テストを行いました。採点していると、私の小学生時代を思い出させるようなことがありました。

 未遂。

 この言葉を書かせると、誤って覚えているのか、それとも手癖なのかわからないような字が続出します。正しく記せば

 未遂

 です。しかし、次のように書かれている答案が何枚もありました。

 末遂

 『遂』という字についても変なものがあったのですが、それは脇においておきます。よく御覧いただくとおわかりになるでしょうが、「未」と「末」とを混同しているのです。

 勿論、全く意味は違います。『未』は、漢文ならば『いまだ~(せ)ず』です。シューベルトの交響曲で最も有名な第7番ロ短調の俗称は『未完成交響曲』または『未完成』ですが、言うまでもなく、第3楽章の最初の数小節までしか書かれておらず、第2楽章までしか演奏されないために『未完成』なのです。これを誤って『末完成』と記せば、散々苦労しつつも結局は完成したことになりますから、第2楽章で打ち切る必要もなくなる訳です。もしかしたら、交響曲第8番ハ長調(通称『ザ・グレート』、ドイツ語でDie Große)を凌駕する曲になっていたかもしれません。

 『未』と『末』との取り違えは、意外に多く見受けられます。私の小学生時代の話というのは、この誤りのことです。実家の近所にマンションが建設されており、その看板に『●●年▲▲月完成』と書かれていたのです。本来は『●●年▲▲月』のに完成すると宣伝したかったのでしょうが、逆効果の看板になっていた訳です。」

 上の引用文の冒頭を少し変えれば、今年にそのまま当てはまります。補足しておかなければならないのは、交響曲の中に2楽章構成で完成しているものがあるということくらいでしょうか。

 1年前には、このようなことも記しています。

 「『未』と『末』との区別に戻るならば、どちらの字なのかわからないような答案もありました。上の横棒と下の横棒の長さが同じなのです。『こんな字、あったっけ?』と思いながら、答案に太い赤字で正しい字を書きました。これも採点者の義務でしょう。

 私が小学生であった1970年代後半には、文房具屋に行けば漢字練習帳なるノートが売られていましたし、本屋に行けば小学生向けの漢字の書き取りのためのドリルなどを何種類も見つけることができました。小学校の国語の時間には毎時間のように漢字テストがありましたし、自宅でも嫌になるほど漢字の書き取り練習をやりました。今はこういう勉強をしないのでしょうか。」

 残念ながら、今年も同様です。怪しい答については不正解としておきました。

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後期末試験の日程(大東文化大学担当分)

2015年01月10日 08時41分56秒 | 受験・学校

 私が担当している科目(大東文化大学法学部)のうち、後期末試験を行うものは次の通りです。

 ・基本法学概論:1月15日(木)2限

 ・行政法1:1月22日(木)1限

 ・税法:1月26日(月)3限

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懐かしい塗装の車両 小倉駅で

2015年01月09日 01時16分35秒 | 写真

 外付けHDDには、過去に撮影した写真データが大量に保存されています。多くのものは、私のサイトにある「待合室」(2014年10月13日から休止中)に掲載しましたが、実はそうでないものも多いのです。写真のみならず、文章も載せていますが、案が思いつかず、寝かせざるをえない場合が少なくないからです。

 暗いのでわかりにくいかもしれませんが、その点はお許し下さい。

 2003年11月30日、小倉駅(勿論、福岡県北九州市小倉北区にある駅)で撮影した写真です。

 この日、何故この駅にいたのか、よく覚えていません。おそらく小倉駅周辺などへ遊びに行ったのでしょう。当時は大分大学教育福祉科学部助教授(大学院福祉社会科学研究科担当専任)でしたので、これから特急に乗って大分駅に出て帰ろうとしていた時のことだったはずです。

 7番線(西日本では「7番のりば」という表現を使うことが多い)に、御覧のようなJR九州の電車が停車していました。鹿児島本線の起点である門司港まで行く普通列車で、何の変哲もないように見えますが、一定の年齢層の方にとっては懐かしい塗装ではないでしょうか。JR九州ではなく、国鉄(日本国有鉄道)時代の交直流用近郊型車両(415系など)の塗装です。リバイバルということだったのかもしれません。

 私は、この塗装の車両を初めて見ました。川崎市に生まれ育ち、東北本線や常磐線などにはなじみも何もないこともあって、珍しいと思って慌ててデジタルカメラを取り出し、撮影したのです。

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庄内駅前の歌碑

2015年01月08日 16時32分58秒 | 旅行記

久大本線庄内駅前にあった歌碑です。2002年5月6日に撮影しました。

 

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熱田神宮 2012年5月4日(4)

2015年01月07日 00時06分53秒 | 旅行記

今回も、基本的に写真のみです。

 

 

 

 

 

 

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書店のない市町村は322

2015年01月06日 10時58分38秒 | 社会・経済

 2012年8月13日10時21分55秒付で「本屋のない市町村」という記事を掲載しました。今回は、その続編のようなものとなります。

 昨日(2015年1月5日)の21時25分付で、毎日新聞社のサイトに「書店空白:新刊買えない332市町村 1日1店消滅の割合」という記事が掲載されました。読んでみると、深刻な問題であると感じます。

 総務省によると、2014年4月における市町村数は1718です。このうち、市が790、町が745、村が183です。市の数が増える一方で、町村の数は激減しています。言うまでもなく、明治以来、波の大小はあるとしても一貫して進められた市町村合併政策のためです。承知をしていたかどうかわかりませんが、かなり無理のある政策でもありました。いくつかの市が政令指定都市となりましたが、過疎地域を抱えたり、公共交通機関が貧弱であったり、という問題が存在しています。また、行財政基盤の強化が平成の市町村合併で唱えられたお題目であったにもかかわらず、実際には合併後に人口が減少している市町村も少なくないようです。

 書店の話に進みますと、上記毎日新聞には、アルメディアという出版社の調査が載っています。新刊書を扱う書店の数が一貫して減少しているという話です。原因には様々なものが考えられますが、とりあえずは数字を見ていくこととします。

 書店は、基本的に取次店から仕入れます(そうでない場合もありますが)。このことを基本に置いた上で書店数を数えると、日本にある書店の数は2014年11月末で13736店です。2000年には21654店でしたので、37%ほどの減少となります。記事には「最近では年約300店舗減っており、計算上では全国で1日1店弱の書店が消えていることになる」と書かれています。

 これだけの数が毎年減っているということになると、書店のない市町村があってもおかしくありません。「本屋のない市町村」では、当時の東京新聞の記事を参照して「現在、日本で書店のない市町村が317あり(全市町村の17%にあたります)、鹿児島県の垂水市でも書店がなくなった、と書かれています」と記しました。また、書店がない市が4つあり、その1つが茨城県のつくばみらい市であることも記しています。それから2年以上が経過して、現在はどうなっているかと上記毎日新聞記事を見ると、

 書店のない市町村:332

 書店のない市:4〔内訳:歌志内市(北海道)、つくばみらい市(茨城県)、串間市(宮崎県)、垂水市(鹿児島県)〕

と書かれています。約19%の市町村には書店がない、ということになります。町村については詳しくあげられていないのでよくわかりませんが、上記毎日新聞記事では「東京への一極集中や人口の急減によって、将来的に生活基盤が失われる恐れがある『消滅可能性都市』と一致する自治体が多い」、「つくばみらいを除けば、有識者でつくる日本創成会議が昨年、『消滅可能性都市』と指摘した自治体だ。消滅可能性都市とは、出産の中心世代となる若年女性が2040年までに半減するため人口が急減すると推計された全国896自治体のことで、書店のない332自治体の7割強が消滅可能性都市だった」とのことです。残りの3割弱がどのような自治体であるのかということも気になりますが、それについては書かれていません。

 都道府県別では、北海道が47市町村と最も多く、次いで長野県の35町村、福島県の22町村となっています。福島県の場合は3.11という大惨事のためという事情もあるでしょうが、人口の減少は勿論、それだけに留まらない書店利用者数の減少が大きいのでしょう。また、日本全国で首都圏に人口などが集中するように、県庁所在地に人口や経済基盤が集中する傾向もあり、その影響を受けているはずです。

 記事には、全都道府県別に書店のない市町村数があげられています。全部を引用する訳にもいきませんので、目立つところをあげておきましょう。また、市町村の数に対する割合を出すのも面倒なのでやめておきます。

 北海道、福島県、長野県については記しました。他に10を超えているのは、群馬県(12)、奈良県(15)、高知県(13)、熊本県(13)、沖縄県(19)でした。逆に、書店のない市町村がないのは香川県だけです。

 詳しいことはわかりませんが、東京都では6、神奈川県では2の市町村に書店がありません。また、大分県では1の市町村に書店がありません。どこかがわかれば、理由もわかるかもしれません。

 他方、書店の売り場面積は増大しています。このことは、大規模な書店が増える一方で地元の書店が消えているということを意味します。単に売り場面積云々だけでなく、チェーン店の増加も大きいところです。首都圏でも容易に理解できる話で、池袋は典型例でしょう。かつては神保町に次ぐ激戦地だったそうですが、その面影は残っていません。それ以外の街でも、大規模な書店が目立つ一方で、中小の書店は消えています。

 上記毎日新聞記事には、北海道浦河町に書店が復活したという話が掲載されていますが、ここでは取り上げないこととしておきます。

★★★★★★★★★★

 私が住んでいる川崎市の一部についても記しておきましょう。

 何と言っても、文教堂は高津区に本拠を置いており、溝の口駅付近では西口の一店舗を除けば文教堂ばかりです。その隣の駅などはどうかと言えば、まず田園都市線の高津駅付近ですが、昨年の8月末日で住吉書房高津店が閉店したので、新刊書を扱う書店はありません(他方、古書店は2軒あります)。その隣の二子新地駅付近には、私が高校生であった1980年代中頃に2軒あったのですが、現在は1軒もありません。逆方向に進み、梶が谷駅周辺には文教堂書店があります。

 武蔵溝ノ口駅の隣ということで南武線に移ると、まずは立川方面に進んで津田山駅付近には以前から書店はなかったと記憶しています(かなり離れた上作延にはありますが)。逆に川崎方面に進んで武蔵新城駅付近ですが、ここは書店が激減した所です。1970年代、80年代、北口には、駅前に文教堂書店(ここは数ある支店でも古いほうです)、はってん会にみどり書房がありましたが、文教堂書店だけが残っています。南口には、駅前に村上書店、アーケード街に美松屋書店、日光通に早川書店がありました。いずれも現在はありません(早川書店は全国的にも知る人ぞ知るという存在でした)。現在は高架下に文教堂書店があるのみです。

 川崎市内の各駅を歩けば、近くに書店がないという駅は多く見つかるかもしれません。もっとも、駅の開業当初から付近に書店がないという所も少なくないでしょう。狭い割には駅の数も多く、全部を周りきるのが難しい川崎市です。私は川崎市に生まれ育ちましたが、未だに鶴見線の浜川崎~扇町、武蔵白石~大川を利用したことがありません(横浜市内になりますが浅野~海芝浦も利用したことがありません)。つまり、川崎区の臨海地区にあまり足を運んだことがないのです。

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熱田神宮 2012年5月4日(3)

2015年01月06日 00時18分38秒 | 旅行記

今回も、基本的に写真のみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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熱田神宮 2012年5月4日(2)

2015年01月05日 00時39分33秒 | 旅行記

前回と同様、基本的に写真のみです。

 

 

 

 

 

 

 

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熱田神宮 2012年5月4日(1)

2015年01月04日 10時09分23秒 | 旅行記

 2012年5月の連休中、初めて名古屋市を訪れました。実のところの目的は豊橋鉄道渥美線に乗ることでしたが、この時まで、日本の大手私鉄で名鉄だけ利用したことが一度もなかったので、乗ってみようという気もありました。

 名古屋を訪れた以上は、熱田神宮や名古屋城にも行かなければならないだろう、ということで、5月4日の朝、地下鉄鶴舞線と名城線を乗り継ぎ、神宮西駅で降りました。熱田神宮は、地下鉄駅の出入口の目の前にあります。

 以下、基本的に写真のみとなりますが、御覧下さい。

 

 

 

 

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