併用軌道

2011年08月11日 | 
都電荒川線は「路面電車」ではあるけれど
実際に自動車との併用軌道を走る区間は
非常に短い。

道路上を走っていても
都電軌道内は自動車進入禁止になっている箇所がほとんどで
実際には王子駅前~飛鳥山の明治通りだけが併用軌道区間となっていて
巣鴨新田~大塚駅前の自転車置き場脇のほんの数メートルだけは
生活道路と一緒になっている便宜上の併用区間となっている。


王子駅前から飛鳥山にかけては
国道122号線(明治通り:環状第5号線)の中央線を挟んで
都電荒川線の上下線が走っていて
この区間は路線バスも運行している。
(かつてはトロリーバスもこの区間を運行していた)

王子駅前の停留所と明治通りは、ほぼ直角に位置していて
都電はここを半径18mという急カーブで曲がっている。

東北本線のガードをくぐると
左にカーブしながら飛鳥山の傾斜を上っていくのだが
ここは66パーミルという急勾配。
渋滞時は坂道発進しながら運行するという都電屈指の難所。

この区間の力走を見ていると
都電の逞しさを感じずにはいられない。

できれば昔ほど出なくてもいいから
もっと路線が延びると便利でいいんだけど…
コメント
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