太子堂

2016年06月01日 | 東京のお散歩
世田谷の聖王山圓泉寺は、真言宗豊山派の寺院で、世田谷区太子堂の
その地名の由来になった古刹です。

境内の太子堂に、聖徳太子を祀っていることが、その由来となっています。

(円泉寺本堂)

(聖徳太子を祀る太子堂)

創建は南北朝時代末期と云われ、江戸時代には中野の宝仙寺の末寺になりました。
安政四年(1857年)に出火により伽藍が消失しましたが、三年後に再建され
その後、太子堂郷学所が建立され平等教育が行われました。
郷学所は、学制改革などを経て、現在の世田谷区立若林小学校となりました。

現在の本堂は、明治三十二年に完成したもので、山手空襲などからも逃れ
改修されながら現在に至っています。
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