初音森神社摂社

2017年01月02日 | 東京のお散歩
日本橋馬喰町、横山町の鎮守である初音森神社。

14世紀に、藤原大納言師賢によって奉斎されたとされる神社で
御神徳多く、後に太田道灌が社殿を寄進したとも伝えられています。

奥州街道沿いのこの地は、古くから初音之里と呼ばれていて
樟木などが生い茂る森があったことから、この森が初音森と呼ばれていました。

この里には馬場があり、博労(馬の鑑定・売買を行う者:馬喰)であった、
高木源兵衛なるものの子が重い病に罹り、母親がこの社に願をかけ
7日目の満願の夜に、一人の女性が現れ子に乳を与える夢を見、
目をさましてみると、子は忽ち病が治っており、これを以って
初音之里の人々から更に厚く敬われるところとなったそうです。

江戸時代には浅草見附建設や明暦の大火にあたり、別当寺である西光寺となりの
墨田区千歳の現在地に遷宮します。

昭和二十三年に、旧蹟である東日本橋に新たに神社を建て
摂社として、由縁の地を豊受比売命が守っています。

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