戦前の原宿駅参拝用臨時ホーム

2017年01月18日 | 車窓
山手線原宿駅には、皇室用の宮廷ホームと、明治神宮初詣客用の臨時ホームがあります。

明治神宮への参詣客のための臨時ホームは、戦前にも存在していたようですが
その位置は、今より南側(渋谷方)に200mほど行った、国立代々木競技場前あたりの
現在のファイアー通りに面した場所の、外回り線にあったそうです。

現在、そのあたりには工事車両が置かれていますが、よく見ると、駐車スペースの土台に
古いホームのような遺構があるのを確認できます。

原宿駅は、小さな駅ではありますが、昭憲皇太后の葬祭場への臨時線路が分岐したり
明治神宮の造営のための貨物線が臨時に敷設されたりと、戦前の国体護持のために
大きな役割を果たした駅でもあるのです。

(左のコンクリート構造物がホーム跡と思われる)


(現在の明治神宮側臨時ホーム)


(皇室専用ホームとも呼ばれる原宿駅側部乗降場)
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