威光稲荷尊天

2017年10月20日 | 東京のお散歩
池袋の路地裏、南池袋の東通りから墓地脇の細い道を進むと
威光稲荷尊天がひっそりと佇んでいます。

お稲荷さんながら、神社ではなく日蓮宗法明寺の境内にある堂宇の一つで
平安時代に慈覚大師円仁が武蔵野を行脚している際に、雑司ヶ谷の森で
一条の光を見つけ、その場所へ辿り着いてみると素晴らしい光明の稲荷尊神が現れ
威光稲荷と銘とともに堂宇を建立して、安置したことが由縁とされています。

鬱蒼とした森に向けて、いくつもの鳥居が並び、幾度も矩形の道を曲がる境内は
池袋の片隅とは思えないほど、静寂と荘厳さに満ちて、神秘的な雰囲気を醸し出しています。






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