国連大学裏の池

2018年07月28日 | 東京のお散歩
国道246号線青山通りに面して聳え立つ国連大学の裏に、ひっそりと池が残されています。
かつて東京都職員共済組合青山病院の敷地だった場所で、さらに以前は都電青山車庫がありました。

都電の車庫時代には、車庫本体は青山通り側にあり、池の周囲には試運転線が敷かれていて
作家の故 宮脇俊三も、少年時代にこの車庫と、隣接する梨本宮邸に忍び込んで遊び場にしており
車庫の池の周囲には試運転線があったと回想しています。

都電(東京市電)の車庫ができる前は、開拓使一号用地で、江戸時代までは淀藩稲葉家屋敷で
その当時は琵琶池と呼ばれていたようです。

現在はTBSハウジングのモデルハウスが建ち並んでいる駐車場からフェンス越しに見ることができます。

この付近は渋谷川の支流の水源地が多く、おそらくこの池もそんな湧水の一つと思われますが
古地図からも地形からも流出口に関して不明で、青学裏のイモリ川へ繋がるのか
金王八幡方面に流れ出て無名の小川に繋がるのかは、よくわかりません。






コメント
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