京急線新馬場駅隣接の小高い丘に鎮座する品川神社は
文治三年(1187)、かつて身を隠していた安房国の洲崎神社から
海上交通安全と祈願成就のため天比理乃咩命を勧請し創建されました。
慶長五年(1600)には、関ヶ原へ出陣する徳川家康が戦勝祈願をし
祈願成就によって以後幕府の手厚い保護を受けました。
家光の時代に、境内の一部に東海寺が建立されたことから代替地を賜り、
社地が東海寺の鬼門にあたることから、同寺の鎮守となりました。
明治になって准勅祭社と定められ、郷社の格に列せられ
昭和五十年(1975)には東京十社に列せられました。