大崎駅から10分弱歩いた高台の細い道に鎮座する貴船神社。
和銅二年(709)藤原伊勢人(藤原不比等の曾孫、従四位下治部大輔)が
南品川宿三木の現在地に創建した、たいへん古い神社です。
当初は貴布禰大明神と称し、水神として崇められてきました。
貴布禰大明神は東海道近くに遷座し後に荏原神社となりましたが
旧社地(現在の貴船神社)でも引き続き三木の鎮守として崇敬され
例祭の折に品川神社(牛頭天王社)の御神体を奉遷し祀っていました。
江戸時代享和三年(1803)、貴船神社と改め、現在に至っています。
祭神は高龗神(龍神)、素盞嗚尊