みいちゃんといっしょ

みいちゃんとみいちゃんのパパの日記

一泊旅行を兼ねてコンサートに出かけました。(2日目)

2024年04月15日 | 旅行

 東松山の「ホテル 紫雲閣」に一泊して、恒例の朝の散歩です。

 なんと、ホテルの裏が箭弓(やきゅう)稲荷神社という神社でした(というかホテルが神社の境内にあるようなつくりです)。

 「平安時代の中頃、下総の国の城主平忠常が謀反を起こし、朝廷は、源頼信を忠常追討の任に当たらせた。当地野久ヶ原に本陣を張り、野久稲荷に戦勝祈願をしたところ、明け行く空に箭(矢)の形をした白雲が現れ、その箭は敵を射るかのように飛んで行った。

 頼信は、これぞ神のご加護と奮いたち、三日三晩にわたる激戦の末、神を信じ戦う頼信軍が勝利した。

 帰陣した頼信は、ただちに野久稲荷に戦勝報告を済ませ、社殿の建て替えを寄進するとともに、野久稲荷を箭弓稲荷と改めて呼ぶようにと里人に命じた。」

という由縁。

 

 令和5年11月「箭弓稲荷神社本殿・幣殿・拝殿」が国指定重要文化財へ指定されたばかりで、祝賀イベントが行われていたようです。朝から警備の人が立っていて重文に指定されるのも痛しかゆしだなって思いました。

 たしかに素晴らしい作りです。

 

 境内にあった、なんともシュールな造形の狐の像。「めおと狐」というこの神社にまつわる民話があるそうで、それをかたどったものかもしれません。天保12年(1841年)の奉納と書かれていましたから180年以上の歴史あるものです。

 

 境内には牡丹園もあって、サービス満点の神社でした。

ぼたん祭りが4月12日から開催されているようです。

 

 さて、ホテルに戻って朝食です。宿泊料金(6,000円)に朝食が含まれていましたが、2,200円相当のバイキングのようです。
 ホテルによっては、パンと飲み物だけというところもあるようで、こちらは和食も選べて満足です。

 

 チェックアウトとして、向かったのはホテルから関越自動車道に乗って45分ほど、深谷市にある「渋沢栄一記念館」。

 

 深谷市の血洗島(ちあらいじま)に渋沢栄一の生家があり、24歳になるまでここで暮らしていたということで建設された記念館の資料室には渋沢栄一ゆかりの遺墨や写真などが展示されています。

 講義室では渋沢栄一アンドロイドによる講義を見学することができます。
「アンドロイド講義」は2日前までに予約が必要ということで諦めていたのですが、人数に余裕があって見学ができました。

 当時の渋沢栄一の風貌を忠実に再現して、アンドロイドが語る言葉を通して、在りし日の渋沢栄一の考え方を今に伝えるというコンセプト。 深谷市出身の鳥羽博道氏(株式会社ドトールコーヒー名誉会長)の寄付により2020年に制作されたもの。講義は8分間ですが、司会の方とアンドロイドとの掛け合いがあったり30分程度の内容でした。

 新一万円札の肖像になるということで、街中が盛り上がっていたのですが、どうも政商 竹中平蔵とイメージがダブってしまいます。

 2017年5月に訪ねた富岡製糸所の設立計画や調整にあたった(というか手当たり次第に明治政府の計画に首を突っ込んだ)ひとでもあったのですね。

 尊王攘夷で幕府転覆まで計画した渋沢栄一が、どういう訳か徳川慶喜に仕え、明治になると政府の近代化計画に参画するといった人生がどうも理解できずしっくりしませんでした。

 このあと、生家の「中の家(なかんち)」へ行きました。

 

 旧渋沢邸「中の家(なかんち)」主屋は、渋沢栄一生誕地に、栄一の妹夫妻が明治28年上棟した建物。渋沢栄一が帰郷した際に滞在し、寝泊まりした場所だそうです。

ここにもアンドロイドがありました。


2024 © JOMO SHINBUN

 

 中ん家のすぐ近く、大正5年(1916)、渋沢栄一により拝殿が寄進造営された諏訪神社にお参りしました。渋沢栄一が尋常小学校のころ、この神社の獅子舞に携わったこともあるそうです。

 更にゆかりの施設が近くにあるようでしたが、なにせ日差しが暑くてばててしまい見学はこれで終わりとしました。

 さて、お昼は近くの「道の駅 おかべ」で

 

 深谷といったら深谷ネギですから、深谷ネギセットのお蕎麦(1,100円)を食べました。
 ねぎの天婦羅がすごい量(この下にご飯が入っています)でしたが、食べれば食べるほど消化がよくなるという蕎麦(本当でしょうか?)とのセットでなんとか完食しました。

 

 食後直売所で野菜を仕入たあと、もう時期は遅いということは分かっていたのですが、有名な熊谷の桜堤に向かいました。

 

 江戸時代から桜の名所として知られる熊谷桜堤は、「日本さくら名所100選」に選定されているそうです。約500本のソメイヨシノがおよそ2kmにおよぶ桜のトンネルをつくり、多くの人々を魅了しているそうです。

 

 多摩川住宅の外周や多摩川の土手の桜並木と大して違わないような感じでしたが、結構桜を楽しめました。

 

 

 

 

 

 

 






コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 一泊旅行を兼ねてコンサート... | トップ | ツツジの季節になってきました。 »

コメントを投稿

旅行」カテゴリの最新記事