KORG volca fm を買ったときに、うすうす予感はしていたのですが、やっぱり芋づる式に、volca シリーズに手を出してしまいました。
volca keys です。
![]() KORG volca keys アナログループシンセ
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先にFM音源の volca を買ってしまったので、シンセサイザーの歴史的には、遡る形になってしまいましたが、アナログシンセサイザーです。
アナログシンセは、本家本元の KORG MS-20 を持っているのですが、なんせ、これを引っ張り出していじくるのは、相当な覚悟(大きい、重い)がいります。
そこで、寝ながらいじれる、volca keys を買ってみました。
初期ロットのパッケージから、現在の共通パッケージに変更になっていました。
ゴールドを基調とした、結構高級感ある作りです。
つまみが多くて、LEDがビカビカする起動ジェスチャーもあります。
更に、「開発過程で自動チューニングの動作を知る必要のためのLEDが綺麗だったから、そのまま残した」という、楽器に無駄なコストをかけるKORGらしい光が中で光っています。
これって、前年(2013年 2月)に発売された、バーチャルアナログシンセの KING KORG のデザインをイメージしている感じがします(誰も言っていないけど)。
volca keys をいじってみて分かったことを、 volca fm と比較していくつか。
1. volca fm は、後発ということもあって、すごく機能を奢ってあるなと言う感じ。アルペジエーター、ワープアクティブステップ、16メモリなど、volca keys にも、欲しかったです。
2. 減算方式のアナログシンセは、なるほど、作りたい音色の予想がつきやすいが、音色の幅が限られてしまう(のこぎり波と矩形波のみ)という特徴がはっきりわかります。特にハイパスフィルターやノイズが搭載されていない volca keys では、如実に差がでます。
改めてFM音源の理論上のすごさが実感できます。
3.これに対して、オシレーターをUNISONにした時の音のぶっとさは、FM音源にはマネのできないところでしょうか。
4.volca fm にはない、DELAY エフェクトが搭載されていることで、アルペジエーターに近い表現も可能で、単調になりがちなアナログの音の幅が広がります。
ということで、volca シリーズを揃えるなら、まずこの2台を買ってみると面白いと思います。
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