世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

あきらめない

2007年08月23日 | 
おそらく日本中が感動したと思う。

そして誰しもが、広島広陵の勝利を確信していただろう。

   4失点もあった。ヒットも一本しか打ってない。奪三振の好投を見せる相手投手。


めげて、しおれて、うなだれて、
   
    やっぱ、特待生のいない県立高校では無理だよなー、

         なんて、客観的には思ってしまうところ。



だけど、僕は思っていた。

  もっともっと、広陵は点を取ってもおかしくない攻めをしていた。

     ナノに、追加点がなかなか取れない。

     むしろ、彼らの方が、焦っているだろう、と。



なぜ、佐賀北は勝ち、広陵は負けたのか。


あきらめなければ、必ずチャンスは巡ってくる。

そして、普段の厳しい練習を耐え抜き、積み重ねてきたこと。

さらに、その練習に裏打ちされた、勝てるという自分たちを信じる心。



だけど、負けた広陵だって勝るとも劣らないくらい練習を積んできただろうし、勝てると信じていただろう。



しかし、忘れてはいけないのは、佐賀北が、追加点を最小限に抑え、守り抜いたことだ。

  10点取られていてもおかしくない展開だった。
    (6点で、満塁ホームランも焼け石に水だったのだ)

  それが、広陵に焦りと苛立ちを与えていた。

  そして、驕りと、勝ち急ぎの逃げ切りという甘い罠に陥っていた。



いつものことながら、

   人生の縮図を見た。


つまり、

  世の勝ち組といわれる人ほど、

    けっこう焦りと、苛立ちを感じてるんだヨネ。

  今、負け組みだからって、羨んだり、妬んだりする必要なんてチョッともないんだヨ。

  どこまでもあきらめなければ、夢は必ず実現できる!!

  失敗(失点)しても、必ず取り返せるんだ!って信じること。

    ただそのためには、日頃の絶え間ない努力、精進が必要不可欠なことも忘れないで。



勝っても負けても、素晴らしい経験をした両高校球児たちに、惜しみない拍手を送ろう。

   そして立派な大人へと成長していってくれることを期待したい。