ラーメン屋でのこと。
たま―に行くチェーン店だ。
まずくはないが、
どちらかといえば安さが取り柄といった店。
この日は、
珍しく中途半端な時間帯に行った。
3時頃だった。
お昼がまだだったので夕食まで待てなかったのだ。
いつものように、いつものラーメンを注文する。
だが、
いつもと違ったのは
注文をとりに来た店員が
かわいい女の子だったことだ。
この店には
正直言ってふさわしい子ではなかった。
顔に2~3か所ほくろがあって
華奢な宮沢理恵風だった。
そして、
これまたこの店には似つかわしくない
笑顔をボクに投げかけてきた。
にっこりと笑った彼女の笑顔にまず魅かれた。
だからといって、
どうする訳でもない。
ただ単に、
愛想のいいかわいい子だな、と思っただけだった。
だが、
食べ終わる頃に意外な展開を見せた。
隣の席の空いた器を下げに、
ボクのテーブルを通るときに、
彼女はボクに笑いかけたのだ。
それも
一瞬とかでなく
しばらく目を離さずにこやかに笑っている。
「何か?」
ボクは、思わず問いかけた。
「いえ」
彼女は短く答えただけだった。
「この店にはたまに来るんですけど
始めでですよね、あなたと会うのは・・・」
「平日の早番だけですから」
そういえば、
ここへ来るのはほとんど夕方か夜だった。
たま―に行くチェーン店だ。
まずくはないが、
どちらかといえば安さが取り柄といった店。
この日は、
珍しく中途半端な時間帯に行った。
3時頃だった。
お昼がまだだったので夕食まで待てなかったのだ。
いつものように、いつものラーメンを注文する。
だが、
いつもと違ったのは
注文をとりに来た店員が
かわいい女の子だったことだ。
この店には
正直言ってふさわしい子ではなかった。
顔に2~3か所ほくろがあって
華奢な宮沢理恵風だった。
そして、
これまたこの店には似つかわしくない
笑顔をボクに投げかけてきた。
にっこりと笑った彼女の笑顔にまず魅かれた。
だからといって、
どうする訳でもない。
ただ単に、
愛想のいいかわいい子だな、と思っただけだった。
だが、
食べ終わる頃に意外な展開を見せた。
隣の席の空いた器を下げに、
ボクのテーブルを通るときに、
彼女はボクに笑いかけたのだ。
それも
一瞬とかでなく
しばらく目を離さずにこやかに笑っている。
「何か?」
ボクは、思わず問いかけた。
「いえ」
彼女は短く答えただけだった。
「この店にはたまに来るんですけど
始めでですよね、あなたと会うのは・・・」
「平日の早番だけですから」
そういえば、
ここへ来るのはほとんど夕方か夜だった。