世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

学力より学習能力

2013年05月09日 | 勉学
一時的に学力をつけることは比較的簡単にできる。

塾や○○スクールに通わせればいいだけのことだ。


もちろん、いくらお金をかけて通っても学力がつかない人も多いが。


これは社会に出てからも同じことが言える。


資格を取るため、

自己啓発やビジネスや人生の成功法則を知るため


セミナー漬けになっている人も多い。


お金儲けをした人の話をいくら聞いても、

自分がお金持ちになるわけではない。


そのお金持ちの人をますますお金持ちにするだけのことだ。

ただし、その人が本当にお金持ちなのかどうかは疑わしいところだが。


そもそも、本当のお金持ちなら

そんなせこい講演とかセミナーは行わないはず。

そんなことが見抜けないようでは先が思いやられる。



ビジネスは(人生も)全くの水物(an uncertain affair [a gamble])である。


一過性の知識を詰め込んだ学力だけではほとんど役に立たない。


学生時代成績が良かったものが

社会で落ちこぼれるのはよく観る光景だ。


反対に、学生時代の落ちこぼれが成功を成すこともよくある。



それは、学力ではなく「学習能力」の差として現れる。


学習能力とは、「学ぶことへの意欲」とか「努力する能力」のことだ。


学力や知識のあるものが必ずしも

この「学ぶことへの意欲」とか「努力する能力」があるとは限らない。


学力や知識は短期(塾やセミナー)でつけることができるが、

学習能力は一生に渡って培われ継続しなければならない。


それに学力や知識は外部圧力(環境)の影響を受けやすいが、学習能力はそうはいかない。

あくまでも本人の意思なのだから。


自分でやる気を出して、自分から進んで学ぼうという姿勢、気持ちがないといけない。

つまり素直さだ

いくら親や周りが叱咤激励しても、本人がその気になって自主的に動かなければどうにもならない。



この「継続する力」、「諦めない力」こそが学習能力といってもいいかもしれない。


学力の高いものは、むしろ「継続する力」、「諦めない力」に欠けることがよくあるのは皮肉なことだ。




特にビジネスや人生においては、

「継続する力」、「諦めない力」こそ決め手となる。


何かを始める当初、学力や知識が無くても

「継続する力」、「諦めない力」といった学習能力が備わっていれば


その中で学力や知識はついてくる。


反対に、何かを始める前に学力や知識、資格を先に求める人は

そこで止まってしまう場合がある。


何故資格を取っても学力をつけてもうまくそれを活用できないかというと

資格を取ることや学力をつけるが目的となってその先の本当の目的が見えていないからだ。


そして、当然、「行動力」の差。


それは英会話についても言えることだ。




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先月ボクが手がけ、オープンさせた3つの事業がある。


阿蘇にオープンした合宿英会話スクールの ”English Village" と、

菊池・大津の乗馬牧場”Sunny Farm"


そしてべトナムのハノイにオープンしたパブ&カフェ”PIRATES”の3つだ。



これは、昨夜の「クラシックの夜」 と題した”PIRATES”の様子だ。











ハノイに行かれた方は是非立ち寄ってほしい。

ホエンキエム湖の中心地ある。

住所は、52 Hang Buon, Hoem Kiem Dist. Hanoi, Vietnam



一方大きく出遅れているのは "Aso English Village" だ。

残念なことだが、いくら言っても本人が動かないことのにはいかんともしがたい。



立ち上がりはどれも不安定なものだ。


それだけに「継続の力」、「諦めない力」そして「行動力」 の差がこれからの決め手となることは間違いない。

もちろん、先日述べた素直な心(気持ち)が無ければならないことはいうまでもない。



それぞれの健闘を祈る。



【補足】

参考文献として、

『学力と階層』 [著]苅谷剛彦 朝日新聞出版

がある。


電子書籍でも買える。









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