世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

避難家族の実態

2011年10月03日 | 人生
放射能から逃れるため、


疎開してきた家族がいる。




東京から


熊本へ、



そして


海外まで。




3歳の男の子を持つ母親が

「フリートーク」 を訪ねてきてくれた。



あまり実感は感じなかったが


実質避難地域に指定されていない


関東からも


避難民が続々と(?)九州に疎開してきているという。





少し前だが


ボクのホテルに



避難と称して横浜から泊りに来た家族がいた。




2~3泊ほどで帰って行かれたが


何の意味があったのだろうか。





避難民受け入れの申請をしている


友人の家にも


ホームステイをしたいと問い合わせが来ているそうだ。





共通しているのは


小さい子供を持つ家族だ。



水や食べ物へ懸念と


外で遊ばせることへの恐怖感がある。





すでに被曝しているのではないかと


母親の心配は尽きない。





関東に住む友人・知人は多い。


だが


ボクの知る限りでは


誰ひとりとして


避難してきている人はいない。




横浜に住む

ベトナム人の友人が


同じ理由で祖国に帰った例はある。




放射能の影響に対する

とらえ方や


考え方、


心配の仕方に関しては


かなりの温度差があるようだ。





身寄りもない熊本に

身を寄せておられる家族は



いっそ海外に移住したい考えもお持ちのご様子だ。





それで



小さい子を連れて


一年以上世界を放浪した経験のある




ボクのところに相談に来られた。







費用の面、


仕事の面、



子供の教育面、


生活環境の面、


安全面、などなど




心配や不安は枚挙に暇はない。






さてさて


どうしたものか。






まず




本当にそこまで

リスクを冒す必要があるのかどうか



疑問が残った。






ただ


現実


そうしたご家族がおられ


真剣に将来設計を考えられていることは



まぎれもない事実なのだ。





そして


今後ますます増える可能性がある。




紛争や飢餓に苦しむ国や


その国民の苦しみは




日本にいては実感がわかないのと同じように




東北、関東に暮らす人々の気持ちは


同じ日本人でありながら

想像以上のものがあるのかもしれない。






企業の空洞どころか



労働人口の空洞化も


着々と進行しているのだろう。






これは

もっともっと


危機意識を持って



真剣に立ち向かわなければならない課題だ。



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