世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

侵略国家とどう付き合うか

2014年05月14日 | 国際
中国とベトナムの関係が悪化している。


原因は、言うまでもなく、中国の南沙諸島への侵略行為だ。

それに対し、ベトナムが激しく抵抗している。


これは、日中の尖閣問題とほぼ同じ図式に当たるだろう。

中国は資源の確保のため身の振り構わず海洋へと侵略行為に打って出ている。


それに対してベトナムは毅然として戦う姿勢を見せている。

それは政府に留まらず、今や国民にも飛び火している。


南部の有名なリゾート地、ナチャンではホテルやバーが中国人を締め出し始めた。


そして、ホーチミンに住むベトナム人の友人から以下のようなメッセージが昨日入った。


「今日の出来事ですが、

自分の勤め先の周りにある工業団地内にある中国系企業は千人規模のデモ隊にやられてひどい有り様でした。

うちの企業にも入りましたが幸い日系なので物を壊されただけでした。

警察もミテルダケの状態でした」


日本でもベトナム人の抗議デモがあったばかりだ。



尖閣問題も同じでありながら、

日本人はこうした目だった動きを見せていない。



政府間ベースではもっと毅然とした対応が必要だと思うが、

民間ベースでは、温和な対応が求められる。


中国も韓国も、個人的には良い人が多い。

在日外国人をターゲットにすべきではない。


ただし、中国大使館へのデモは行うべきだろう。

それは抗議の意思を伝えるためであって、

暴力や破壊工作はもってのほかだ。


幸か不幸か、日本は島国であり、どことも陸続きの国境を接していない。


だが、他のほとんどの国は陸続きで国境を接する。

この危機感は日本人には想像できないだろう。


歴史上、ほとんどの国が他国の侵略にあっている。

日本は、第二次大戦後一時的にアメリカの支配下に置かれたものの

ほとんど他国からの侵略を経験していない。


中国のある高官は、日本との戦争も厭わないといった発言をしている。

それは日本にもいる。


戦争は絶対にすべきではない。

だからといって日本人の平和ボケは救いようのないところまで来ている。


それを見透かすかのように、

安倍内閣は集団的自衛権を行使しようとしている。


侵略行為は断固として阻止しなければならないが、

打って出るだけの意味はない。



日本は、西欧の列強からアジアを守るみ旗の下、

事実上のアジア侵略を犯した。


もちろん、アジア諸国の独立に大いに貢献したことも事実だが、

日本人の犠牲者はあまりにも多かった。



リーマンショック以降、アメリカは世界の覇者としての力を失いつつある。

それに乗じて、ロシアや中国がこうした侵略行為を露骨に見せ始めた。


中国は国内に新疆ウイグル、チベットいう火種を抱えている。

内憂外患を自ら引き寄せている格好だ。



果たして、世界は群雄割拠の戦国時代へと後戻りしてしまうのであろうか。


そうは思わないし、またそうなってはいけない。






いずれにせよ、

世界の厄介者をどう導くべきか、

そしてどう付き合っていくべきか

一人ひとりが真剣に考えなければいけない時代に来ていることは事実だ。


そろそろ平和ボケは払いのけなければならない。



ただいつの時代も、悪は滅びた。

そして、最後には正義が勝のだ。

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