カンボジア経済

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ファーウェイ カンボジアから光海底ケーブル敷設へ

2019年07月02日 | 経済
 新聞報道によりますと、6月17日、中国のファーウェイ(華為技術)は、カンボジアのシアヌークビルと香港を結ぶ光海底ケーブルを敷設すると発表したとのことです。ファーウェイ・カンボジアのマーク・ウォン最高経営責任者が、スン・チャントル公共事業・運輸大臣との会談で敷設計画を伝えたとしています。工事は、中国インフラ整備大手の中国交通建設と協力して実施されるとのことですが、完成時期等は明らかとなっていません。
 カンボジアからの光海底ケーブルは、2017年3月にカンボジアのEZECOMとマレーシア、タイの3カ国の企業が共同で、アジア・アメリカ・ゲートウェイ(AAG)と結ぶケーブルを完成させています。続いて、2017年12月に中国のCambodia Fiber Optic Cable Network (CFOCN)が、AAE-1(Asia-Africa-Europe 1)への接続を完成させました。また、2018年3月には、日本電気株式会社(NEC)が、日本、韓国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、カンボジアおよびシンガポールを結ぶ大容量光海底ケーブル敷設プロジェクト「SJC2 (Southeast Asia-Japan Cable 2)」のシステム供給契約を締結したと発表しました。契約先はKDDI株式会社を含むグローバル通信事業者などからなるコンソーシアムです。
 こうした中で、米国が厳しい締め付けを行っているファーウェイに光海底ケーブルを建設させることは注目されます。なお、許認可権を持つカンボジア通信監督機構(TRC)によれば、ファーウェイと中国交通建設は敷設計画の申請をまだ行っていないとしています。



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