11月14日、カンポット州で、タイ・ブーンロン・セメントの新工場の開所式が開催され、フン・セン首相も参加しました。この工場では、日産2500トン、年産100万トンのセメントを生産可能としています。総投資額は、1億1000万ドル(約119億円)であり、カンボジアと中国による合弁事業となっています。この工場は、カンボジア国内のセメント工場としては、5か所目となり、全部で年産800万トンのセメントを生産します。カンボジアは、2010年ごろまでセメントを全量輸入に頼っていましたが、国内での建設ブームもあって、タイや中国との合弁で次々にセメント工場を完成させ、国内需要を概ね満たす程度となっていると見られます。フン・セン首相も、国内でセメントを生産するようになって、現在では年間5億ドル分の輸入代替となっていると述べています。フン・セン首相はまた、この工場について、「外国投資誘致努力の賜物であり、カンボジアのインフラ開発に貢献するものだ。」と高く評価しました。
カンボジアでは、インフラ開発に加えて、これまでは不動産ブームによって、セメントや鉄鋼等の建設資材のブームが続いてきました。しかし、中国経済のスローダウンもあって、この建設ブームが今後も続くかどうかについては、様々な見方が出てきています。今後の動向については慎重にウォッチしていく必要があるものと見られます。
(写真は、AKPより)
↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村
カンボジアでは、インフラ開発に加えて、これまでは不動産ブームによって、セメントや鉄鋼等の建設資材のブームが続いてきました。しかし、中国経済のスローダウンもあって、この建設ブームが今後も続くかどうかについては、様々な見方が出てきています。今後の動向については慎重にウォッチしていく必要があるものと見られます。
(写真は、AKPより)
↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村