11月27日、世界銀行は「カンボジア経済アップデート2019年11月」を発表しました。
カンボジアの2019年の成長率についてはこれまでの予測(7.0%)と同じ7.0%と予測しています。世界経済がスローダウンする中で、カンボジアは好調を維持する数少ない国になっていると評価しています。カンボジア経済の主要エンジンである縫製業は好調を持続しており、2019年上半期も15.3%増となっています。また、建設ブームも続いています。
リスクとしては、EUの特恵関税制度EBAの資格停止、中国経済の更なる落ち込み、建設・不動産への融資が増加している銀行セクター等を挙げています。
この状況の中で、世界銀行はカンボジア政府の国際競争力強化の方策を評価しています。具体的には、ロジスティクスコストの削減策、不必要な規制の緩和、2020年の休日数の6日減等です。また、EBAの資格停止に備えて、財政出動の準備を行っていることも評価しています。
カンボジア経済は、サプライチェーンの拡充を通じて周辺諸国よりも早い速度で世界経済に組み込まれつつあります。今後の政策として、自由貿易協定の拡充、輸入障壁の低減、労働者への教育訓練の拡充、デジタル経済の強化等を提言しました。
世界銀行の発表(英文です)
https://www.worldbank.org/en/news/press-release/2019/11/27/solid-export-performance-and-strong-domestic-demand-drive-the-cambodias-growth-world-bank
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カンボジアの2019年の成長率についてはこれまでの予測(7.0%)と同じ7.0%と予測しています。世界経済がスローダウンする中で、カンボジアは好調を維持する数少ない国になっていると評価しています。カンボジア経済の主要エンジンである縫製業は好調を持続しており、2019年上半期も15.3%増となっています。また、建設ブームも続いています。
リスクとしては、EUの特恵関税制度EBAの資格停止、中国経済の更なる落ち込み、建設・不動産への融資が増加している銀行セクター等を挙げています。
この状況の中で、世界銀行はカンボジア政府の国際競争力強化の方策を評価しています。具体的には、ロジスティクスコストの削減策、不必要な規制の緩和、2020年の休日数の6日減等です。また、EBAの資格停止に備えて、財政出動の準備を行っていることも評価しています。
カンボジア経済は、サプライチェーンの拡充を通じて周辺諸国よりも早い速度で世界経済に組み込まれつつあります。今後の政策として、自由貿易協定の拡充、輸入障壁の低減、労働者への教育訓練の拡充、デジタル経済の強化等を提言しました。
世界銀行の発表(英文です)
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