カンボジア経済

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2020年の外国人訪問客数激減130万人に

2021年03月23日 | 経済
 カンボジア観光統計報告書2020年12月によりますと、2020年のカンボジアへの訪問客数は、2019年の661万592人から80.2%減の130万6143人となりました。2016年に訪問客数は初めて500万人を突破し、その後も増加傾向にありましたが、2020年は新型コロナの直撃を受けて大きく減少しました。訪問客約130万人のうち、115万5226人は新型コロナの影響が弱かった2020年第1四半期までに訪問していました。その後は激減し、4月は4841人、5月1万475人、6月1万2284人となりました。7月以降は平均約2万人程度となっています。
国別にみると、1位中国32万9673人(86.0%減)、2位タイ21万876人(54.8%減)、3位ベトナム18万2199人(80.0%減)、4位米国5万5973人(77.5%減)、5位韓国5万5935人(78.1%減)、6位英国4万4784人(72.6%減)、7位フランス4万3174人(73.7%減)、8位日本4万1257人(80.1%減)、9位ラオス3万4352人(90.6%減)、10位ドイツ2万7280人(71.1%減)となっています。
 なお、カンボジア人の海外旅行も大幅に減少し、84.0%減の32万6199人となりました。
 観光業は、カンボジア経済にとって重要なエンジンの一つですが、新型コロナの影響を最も強く受けている産業の一つであり、ツアー関連会社や観光客向け飲食業・ホテル業等は、不況に沈んでいます。観光業は、世界全体でワクチンの接種が進み海外移動の自由が戻った後に始めて復活するものと見られ、それまでにはまだ2~3年を要するとも言われています。



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