カンボジアは5月~10月が雨季です。例年は、クメール正月が終わる4月中旬から雨が降り始めます。カンボジア水資源気象省の発表によれば今年の雨期は公式には5月15日から始まるとしています。雨季の間には「バケツをひっくり返したような」スコールに襲われることもたびたびあります。傘も全く役に立たないような激しさです。そんな時はちょっと雨宿りするしかありません。通常、豪雨は30分から1時間ほどで終わります。バイクに乗っている人たちの中には、ビニールポンチョをかぶって走っていく元気な人たちもいます。トゥクトゥクは、雨除けのカバーを出して走ります。プノンペンの街中は、洪水で通行できなくなるところも出て、道路は大渋滞となることもあります。日本政府が支援している排水事業で、洪水被害は大幅に減少したのですが、最近は、元は湿地や遊水地だったところが次々に埋め立てられていて、思わぬところが洪水被害にあうこともあるとのことです。しかし、この時期の雨は、農家には本当に大切な恵みの雨でもあります。
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