5月13日、プノンペン上水道公社(PPWSA)は、第10回株主総会を完全オンラインで開催しました。公社の役職員や株主が多数参加しました。
株主総会では、上水道公社の昨年の活動実績や財務諸表の報告が行われました。また、今年以降の投資等の計画についても説明されました。活動実績については、上水道公社はプノンペンの拡大と人口増加に対応して給水量や給水面積を伸ばしています。財務面では、純利益は、2018年765億リエル、2019年333億リエル、2020年884億リエルから、2021年1293億リエル(約42億円)に増加しています。一株当たり利益2018年846.32リエル、2019年382.78リエル、2020年1015.85リエルから、2021年1486.37リエルに増加しました。2021年の無収水率は、9.7%(前年9.74%)となっています。
プノンペンでは、上水需要がマスタープランの予測を大幅に上回って急速に伸びています。プノンペン上水道公社でも、バケン浄水場(第1フェーズ19万5000立方メートル/日、第2フェーズ19万5000立方メートル/日)の建設に取り掛かっており、第1フェーズは2023年、第2フェーズは2024年に完成予定としています。
配当については、下記の通り議決されました。
1. 配当性向: 20.86% (2020年度25.79%、2019年度60.09%、2018年度25.71%、2017年度40.5%、2016年度28.24%、2015年度23.3%、2014年度20%、2013年度12.5%、2012年度:7%)
2. 配当金総額: 26,961,680,220リエル(2020年度22,786,968,444リエル、2019年度20,003,827,260リエル、2018年度18,925,360,051.2リエル、2017年度13,393,866,948リエル、2016年度13,914,836,188リエル、2015年度13,269,495,326リエル、2014年度9,149,542,200リエル、2013年度4,761,003,75リエル、2012年度2,409,156,587.40リエル)
3. 1株あたり配当金: 310リエル(2020年度262リエル、2019年度230リエル、2018年度217.60リエル、2017年度154.00リエル、2016年度159.99リエル、2015年度152.57リエル、2014年度105.20リエル、2013年度54.74リエル、2012年度27.70リエル)
4. 基準日:2022年5月30日
5. 支払日:2022年6月8日
一株当たりの配当金は、昨年より増加し、配当利回りは4.0%(5月13日株価7740リエル)となっています。
なお、2020年の総会から、配当等の議決については、投票方式で実施されています。経営の透明性維持等の観点からは望ましいものと見られます。また、日本では、まだハードルが高い(定款変更の上、経済産業大臣と法務大臣の認可が必要)オンライン株主総会を実施している点も評価できます。カンボジアの企業が情報公開に努め、経営の透明性を高めていくことは、大変重要なことであり、株式市場への上場によって、企業情報・経営の透明性が高まることが更に期待されます。
(写真は、建設中のバケン浄水場の完成予想図)
カンボジア証券取引所のサイト(英文です)
http://www.csx.com.kh/company/announce/viewPost.do?MNCD=5040&postId=1320#.YoGwmYzP02w
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株主総会では、上水道公社の昨年の活動実績や財務諸表の報告が行われました。また、今年以降の投資等の計画についても説明されました。活動実績については、上水道公社はプノンペンの拡大と人口増加に対応して給水量や給水面積を伸ばしています。財務面では、純利益は、2018年765億リエル、2019年333億リエル、2020年884億リエルから、2021年1293億リエル(約42億円)に増加しています。一株当たり利益2018年846.32リエル、2019年382.78リエル、2020年1015.85リエルから、2021年1486.37リエルに増加しました。2021年の無収水率は、9.7%(前年9.74%)となっています。
プノンペンでは、上水需要がマスタープランの予測を大幅に上回って急速に伸びています。プノンペン上水道公社でも、バケン浄水場(第1フェーズ19万5000立方メートル/日、第2フェーズ19万5000立方メートル/日)の建設に取り掛かっており、第1フェーズは2023年、第2フェーズは2024年に完成予定としています。
配当については、下記の通り議決されました。
1. 配当性向: 20.86% (2020年度25.79%、2019年度60.09%、2018年度25.71%、2017年度40.5%、2016年度28.24%、2015年度23.3%、2014年度20%、2013年度12.5%、2012年度:7%)
2. 配当金総額: 26,961,680,220リエル(2020年度22,786,968,444リエル、2019年度20,003,827,260リエル、2018年度18,925,360,051.2リエル、2017年度13,393,866,948リエル、2016年度13,914,836,188リエル、2015年度13,269,495,326リエル、2014年度9,149,542,200リエル、2013年度4,761,003,75リエル、2012年度2,409,156,587.40リエル)
3. 1株あたり配当金: 310リエル(2020年度262リエル、2019年度230リエル、2018年度217.60リエル、2017年度154.00リエル、2016年度159.99リエル、2015年度152.57リエル、2014年度105.20リエル、2013年度54.74リエル、2012年度27.70リエル)
4. 基準日:2022年5月30日
5. 支払日:2022年6月8日
一株当たりの配当金は、昨年より増加し、配当利回りは4.0%(5月13日株価7740リエル)となっています。
なお、2020年の総会から、配当等の議決については、投票方式で実施されています。経営の透明性維持等の観点からは望ましいものと見られます。また、日本では、まだハードルが高い(定款変更の上、経済産業大臣と法務大臣の認可が必要)オンライン株主総会を実施している点も評価できます。カンボジアの企業が情報公開に努め、経営の透明性を高めていくことは、大変重要なことであり、株式市場への上場によって、企業情報・経営の透明性が高まることが更に期待されます。
(写真は、建設中のバケン浄水場の完成予想図)
カンボジア証券取引所のサイト(英文です)
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