カンボジア観光統計報告書2024年6月(Tourism Statistics Report 2024 June)によりますと、2024年上半期(1~6月)のカンボジアへの訪問客数は、316万8497人となりました。訪問客数は、2019年661万592人、2020年130万6143人、2021年19万6495人、2022年227万6626人から、2023年は545万3231人まで回復しました。2016年に訪問客数は初めて500万人を突破し、その後も増加傾向にありましたが、2020年、更に2021年は新型コロナの直撃を受けて大きく減少しました。2022年・2023年には予想よりも早い回復を見せ、2024年も年間では600万人を突破するものと見られます。
国別にみると、1位タイ95万5250人、2位ベトナム63万9548人、3位中国38万9360人、4位ラオス18万8726人、5位米国11万2043人、6位韓国10万1435人、7位インドネシア8万1490人、8位フランス6万5979人、9位英国6万1783人、10位日本5万4849人となっています。
交通機関別の2024年上半期の訪問客数は、空路での到着が115万1890人、陸路196万9886人、水路4万4721人でした。陸路で到着する訪問客の大半は、国境のカジノ訪問客と見られます。
なお、カンボジア人の海外への出発は、90万5980人でした。年別では、2019年203万8284人、2020年32万6199人、2021年3万517人、2022年97万292人から、2023年は181万9504人に回復しています。
観光業は、カンボジア経済にとって重要なエンジンの一つですが、新型コロナの影響を最も強く受けている産業の一つであり、ツアー関連会社や観光客向け飲食業・ホテル業等は、不況に沈みました。しかし、訪問客数は2022年・2023年は予想よりも速いスピードでの回復を見せ、2024年も順調に増加しており、2025年には過去最高に達する可能性があるものと見られます。カンボジア政府では、観光業回復のために様々な政策を打ち出しています。また、官民によるカンボジア観光マーケティング・プロモーション委員会が発足し、観光客誘致や観光業振興を実施する予定です。今後の観光業の回復・発展が期待されます。
(写真は、アンコールワットの日の出。2022年12月撮影)
カンボジア観光省の統計紹介のサイト(Office Seishiron)
https://seishiron.com/motstatistics-2/
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国別にみると、1位タイ95万5250人、2位ベトナム63万9548人、3位中国38万9360人、4位ラオス18万8726人、5位米国11万2043人、6位韓国10万1435人、7位インドネシア8万1490人、8位フランス6万5979人、9位英国6万1783人、10位日本5万4849人となっています。
交通機関別の2024年上半期の訪問客数は、空路での到着が115万1890人、陸路196万9886人、水路4万4721人でした。陸路で到着する訪問客の大半は、国境のカジノ訪問客と見られます。
なお、カンボジア人の海外への出発は、90万5980人でした。年別では、2019年203万8284人、2020年32万6199人、2021年3万517人、2022年97万292人から、2023年は181万9504人に回復しています。
観光業は、カンボジア経済にとって重要なエンジンの一つですが、新型コロナの影響を最も強く受けている産業の一つであり、ツアー関連会社や観光客向け飲食業・ホテル業等は、不況に沈みました。しかし、訪問客数は2022年・2023年は予想よりも速いスピードでの回復を見せ、2024年も順調に増加しており、2025年には過去最高に達する可能性があるものと見られます。カンボジア政府では、観光業回復のために様々な政策を打ち出しています。また、官民によるカンボジア観光マーケティング・プロモーション委員会が発足し、観光客誘致や観光業振興を実施する予定です。今後の観光業の回復・発展が期待されます。
(写真は、アンコールワットの日の出。2022年12月撮影)
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