![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/44/4a869cb1417578bea6a981e17211ab77.jpg)
7月19日、中央銀行であるカンボジア国立銀行(NBC)は、2024年上半期の業績と下半期の計画に関する半期総括会議を開催しました。会議には、チア・スレイ総裁等、関係職員330名が参加しました。
カンボジア経済については、上半期のGDP成長率は6.3%、2024年全体では6.0%と予測しています。業種別では、縫製業は17.2%、観光業も21.2%と主力産業が好調と分析しています。他方、中国からの投資が止まって不況が長期化している建設業は1.4%、不動産業は0.8%と伸び悩みが続いています。
物価上昇率は0.4%と安定的でした。対ドル為替レートも4075リエル/ドルと安定的で、チア・スレイ総裁は「為替変動に苦しんでいる国もある中でレート変動率を1%以内に抑えたことは大きな成功であると」と述べています。また、外貨準備も200億ドルと十分なレベルにあります。
銀行セクターについては、貸付の伸びが2.6%と過去20年間で最低のレベルとなりました。また、不良債権比率も銀行が6.8%、マイクロファイナンスが8.3%と急速に上昇してきています。
カンボジア経済は、輸出や観光の回復に支えられて引き続き堅調な状況にあります。他方、不動産不況の影響を受けつつある銀行セクターの不振が懸念されます。中央銀行としては、引き続き銀行の健全性維持のための銀行監督の強化が必要となっているものと見られます。
(写真は、シアヌークビルの建設が止まったままの不動産物件)
中央銀行の発表(英文です)
https://www.nbc.gov.kh/english/news_and_events/news_info.php?id=798
↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
![にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ](//overseas.blogmura.com/cambodia/img/cambodia88_31.gif)
にほんブログ村
カンボジア経済については、上半期のGDP成長率は6.3%、2024年全体では6.0%と予測しています。業種別では、縫製業は17.2%、観光業も21.2%と主力産業が好調と分析しています。他方、中国からの投資が止まって不況が長期化している建設業は1.4%、不動産業は0.8%と伸び悩みが続いています。
物価上昇率は0.4%と安定的でした。対ドル為替レートも4075リエル/ドルと安定的で、チア・スレイ総裁は「為替変動に苦しんでいる国もある中でレート変動率を1%以内に抑えたことは大きな成功であると」と述べています。また、外貨準備も200億ドルと十分なレベルにあります。
銀行セクターについては、貸付の伸びが2.6%と過去20年間で最低のレベルとなりました。また、不良債権比率も銀行が6.8%、マイクロファイナンスが8.3%と急速に上昇してきています。
カンボジア経済は、輸出や観光の回復に支えられて引き続き堅調な状況にあります。他方、不動産不況の影響を受けつつある銀行セクターの不振が懸念されます。中央銀行としては、引き続き銀行の健全性維持のための銀行監督の強化が必要となっているものと見られます。
(写真は、シアヌークビルの建設が止まったままの不動産物件)
中央銀行の発表(英文です)
https://www.nbc.gov.kh/english/news_and_events/news_info.php?id=798
↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
![にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ](http://overseas.blogmura.com/cambodia/img/cambodia88_31.gif)
にほんブログ村