9月7日、カンボジア証券取引所は、カンボジアで鉄道の運営を行っているロイヤル鉄道(Royal Railway Plc)の社債発行・上場に第一次承認(Approval in Principle)を与えたと発表しました。ロイヤル鉄道では、1000万ドル(約14億円)程度の金額の発行を計画しているとのことです。今後、カンボジア証券取引機構(The Securities and Exchange Regulator of Cambodia: SERC)の検討を待って、最終承認手続きに入る予定です。
カンボジアの鉄道については、2009年に民営化され、当初はオーストラリアのトール社とロイヤルグループの合弁企業が運営権を取得しましたが、2014年にトール社が撤退し、その後はロイヤルグループだけで運営されてきました。最近は、シアヌークビルとプノンペンを結ぶ南線ではコンテナ輸送やガソリン輸送が活発になってきています。プノンペンとタイ国境のポイペトを結ぶ北線では、フォード車(完成車)の輸送も行われるようになってきました。南線と北線が連結するプノンペン西部ではプノンペンロジスティクスセンターの整備も進められており、完成後は更に鉄道輸送の増加が期待されています。他方、鉄道運営の経験に乏しいこともあり、衝突事故や脱線事故も起こしています。
カンボジアの鉄道は道路輸送との厳しい競争にさらされていますが、環境面や渋滞が無いといったメリットもあり、今後の発展も期待されます。社債発行で調達する資金の効果的な使用による効率化や安全対策強化等も期待されます。また、社債発行・上場に必要な情報開示等による会社経営の透明化の効果もあるものと見られます。
(写真は、プノンペンロジスティクスセンター予定地付近を走るコンテナ列車)
カンボジア証券取引所の発表(英文です)
http://www.csx.com.kh/news/notice/viewPost.do?MNCD=8020&postId=546#.Yx7D06HP02w
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カンボジアの鉄道については、2009年に民営化され、当初はオーストラリアのトール社とロイヤルグループの合弁企業が運営権を取得しましたが、2014年にトール社が撤退し、その後はロイヤルグループだけで運営されてきました。最近は、シアヌークビルとプノンペンを結ぶ南線ではコンテナ輸送やガソリン輸送が活発になってきています。プノンペンとタイ国境のポイペトを結ぶ北線では、フォード車(完成車)の輸送も行われるようになってきました。南線と北線が連結するプノンペン西部ではプノンペンロジスティクスセンターの整備も進められており、完成後は更に鉄道輸送の増加が期待されています。他方、鉄道運営の経験に乏しいこともあり、衝突事故や脱線事故も起こしています。
カンボジアの鉄道は道路輸送との厳しい競争にさらされていますが、環境面や渋滞が無いといったメリットもあり、今後の発展も期待されます。社債発行で調達する資金の効果的な使用による効率化や安全対策強化等も期待されます。また、社債発行・上場に必要な情報開示等による会社経営の透明化の効果もあるものと見られます。
(写真は、プノンペンロジスティクスセンター予定地付近を走るコンテナ列車)
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