9月17日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会は、カンボジアのコーケー遺跡を世界遺産に登録することを決定しました。コーケー遺跡は、カンボジアにとって、アンコール遺跡群、プレアビヒア遺跡、サンボ―プレイクック遺跡に次ぐ4カ所目の世界遺産となりました。
「カンボジアのピラミッド」とも呼ばれるコーケー遺跡は、シェムリアップから車で1時間半くらいのところにある遺跡です。928年から944年までの首都として、ジャヤバルマン四世が建設したものです。入り口から、いくつもの山門をくぐると、7層、高さ35mのピラミッド型の巨大遺跡が現れます。階段はきつく、登ると息が切れますが、頂上に着くと360度の眺望で地平線を見ることができます。
9月20日、コーケー遺跡の世界遺産登録を祝する記念式典がプノンペンで開催されました。式典には、フン・マネット新首相も参加しました。また、この日の朝には、カンボジア全土のお寺等で、鐘や銅鑼が鳴らされ、世界遺産登録を祝いました。
カンボジア経済にとって観光業は主要なエンジンの一つですが、新型コロナで最も厳しい影響を受けてきました。コロナ明けで観光客が戻り始めている中で、新たな観光地として、コーケー遺跡が世界遺産に登録されたことは、大きな効果があるものと見られます。10月中旬にはシェムリアップ新空港も開港の見込みであり、カンボジアの観光業の回復の契機となることが期待されます。
(写真は、2016年撮影)
遺跡頂上からの展望
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「カンボジアのピラミッド」とも呼ばれるコーケー遺跡は、シェムリアップから車で1時間半くらいのところにある遺跡です。928年から944年までの首都として、ジャヤバルマン四世が建設したものです。入り口から、いくつもの山門をくぐると、7層、高さ35mのピラミッド型の巨大遺跡が現れます。階段はきつく、登ると息が切れますが、頂上に着くと360度の眺望で地平線を見ることができます。
9月20日、コーケー遺跡の世界遺産登録を祝する記念式典がプノンペンで開催されました。式典には、フン・マネット新首相も参加しました。また、この日の朝には、カンボジア全土のお寺等で、鐘や銅鑼が鳴らされ、世界遺産登録を祝いました。
カンボジア経済にとって観光業は主要なエンジンの一つですが、新型コロナで最も厳しい影響を受けてきました。コロナ明けで観光客が戻り始めている中で、新たな観光地として、コーケー遺跡が世界遺産に登録されたことは、大きな効果があるものと見られます。10月中旬にはシェムリアップ新空港も開港の見込みであり、カンボジアの観光業の回復の契機となることが期待されます。
(写真は、2016年撮影)
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