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カンボジアの新型コロナウイルスの感染状況は、ワクチン接種の進展に伴い市中感染は大幅に減少していました。しかし、2月に入ってオミクロン株の市中感染が拡大しています。3月13日の保健省の発表によれば、死者は累計3047名(3月6日から6名増)です。累計陽性者数は13万4068名(同1666名増)となっています。治癒数は12万8968名(同2529名増)です。先週の新規陽性者のうち、市中感染は1492名、海外帰国・入国者の新規陽性は174名でした。
カンボジアで初のオミクロン株の陽性者は昨年12月14日に確認されました。当初は海外からの帰国・入国者のみでしたが、1月8日にオミクロン株初の市中感染確認が発表され、その後市中感染が拡大しています。3月13日発表で国内での市中感染は1万2432例(3月6日から1492例増)が確認されているとしています。
3月7日、フン・セン首相は、新型コロナとの戦いはまだ続くとして、国民に引き続き新型コロナ対策を徹底するように求めました。一方、4月14日から16日のクメール正月については、今年は平常通りに行うと言明しました。
3月10日、カンボジア政府は、新型コロナ治療薬のモルヌラピラビルのカンボジア国内での生産を承認したと発表しました。カンボジア国内では、モルヌラピラビルを買い求める人が多くなっており、保健省では3月14日から政府が販売するモルヌラピラビルの価格を一箱55ドルから50ドルに値下げするとともに、個人の購入可能数を5箱から10箱に増やすとしています。
カンボジアとマレーシアは、隔離なしで渡航できるようにするワクチントラベルレーンを3月15日から導入することで合意しました。ワクチンを接種し、空路で入国するこが条件となります。
3月7日、日本の経団連は、政府の新型コロナウイルス対策に関する新しい提言を発表しました。諸外国から批判が高まっている入国者数の制限について撤廃を求めました。その前提条件として、入国審査に関する書類のデジタル化や到着空港での検査の簡素化などを進め、大量の入国者を受け入れる体制を整える重要性に言及しました。「日本ファンを失ってはいけない。一刻も早く厳しい入国規制を緩和してほしい」としています。
こうした厳しい批判を受けて、日本政府は3月9日から成田空港等で入国時の「ファストトラック」の運用を開始しました。指定のアプリ(MySOS)上で、質問票、誓約書、ワクチン接種証明書、検査証明書の登録を行うことで、入国時の検疫手続きを簡素化することができるとのことです。
また、カンボジアは2月5日から検疫所の宿泊施設での待機(3日間)の対象となっていましたが、3月10日以降、この規制は解除されました。日本が認めるワクチンを3回以上接種していること、指定の証明書を準備する等の条件を充たすことで隔離なしとなります。しかし、3回目のワクチンがモデルナかファイザーでなくてはならない等、またも各論反対の条件が付されているので、詳細は大使館のサイト等を十分にご確認ください。
カンボジアでのワクチン接種については、世界的に見ても早いペースで接種が進んでいます。既に、5歳以上~成人についてはほぼ接種を完了していると言ってもよい状況と見られます。3月12日現在で、1474万7354人への第1回接種を完了しています。これは、カンボジアの人口(約1600万人)の92.2%に相当します。成人(18歳以上約1000万人)への接種について見ると、既に目標の102.5%に第1回接種を、99.0%に2回目を完了しています。また、世界に先駆けて、3歳~4歳児への接種を2月23日から開始しました。26万743人への第1回接種を完了しています。
ブースター接種(3回目)も実施が進められ、3月12日現在763万1213人(うち成人576万3219人)が接種を完了しています。1月3日以降、12歳~18歳に対しても3回目接種を行っており、115万101人が接種を完了しています。更に、6歳~12歳についても2月21日から3回目接種が開始され、71万7893人が完了しています。また、オミクロン株対策の一環として、4回目の接種を1月14日から開始しました。3月12日現在で107万9900人が接種済です。
カンボジアでは、感染拡大に歯止めをかけるために2021年はプノンペン等のロックダウンに踏み切る等、厳しい規制を行ってきましたが、秋以降、大幅緩和となっています。ただ、オミクロン株の動向次第で規制が変更される可能性もあることから、十分ご留意ください。日本大使館は、「カンボジアへ入国する際や日本へ帰国の際に、入国後又は帰国時の日程に影響が及ぶ措置が導入されることも想定し予定を計画することをおすすめします。」との注意喚起を発出しています。なお、カンボジアは、医療体制が脆弱という弱点があり、いわゆる医療崩壊の懸念がありますので、引き続きマスクやアルコール消毒といった対策の継続が必要と見られます。
(写真は、ガラガラの成田空港。3月11日撮影)
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在カンボジア日本国大使館のサイト
https://www.kh.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
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カンボジアで初のオミクロン株の陽性者は昨年12月14日に確認されました。当初は海外からの帰国・入国者のみでしたが、1月8日にオミクロン株初の市中感染確認が発表され、その後市中感染が拡大しています。3月13日発表で国内での市中感染は1万2432例(3月6日から1492例増)が確認されているとしています。
3月7日、フン・セン首相は、新型コロナとの戦いはまだ続くとして、国民に引き続き新型コロナ対策を徹底するように求めました。一方、4月14日から16日のクメール正月については、今年は平常通りに行うと言明しました。
3月10日、カンボジア政府は、新型コロナ治療薬のモルヌラピラビルのカンボジア国内での生産を承認したと発表しました。カンボジア国内では、モルヌラピラビルを買い求める人が多くなっており、保健省では3月14日から政府が販売するモルヌラピラビルの価格を一箱55ドルから50ドルに値下げするとともに、個人の購入可能数を5箱から10箱に増やすとしています。
カンボジアとマレーシアは、隔離なしで渡航できるようにするワクチントラベルレーンを3月15日から導入することで合意しました。ワクチンを接種し、空路で入国するこが条件となります。
3月7日、日本の経団連は、政府の新型コロナウイルス対策に関する新しい提言を発表しました。諸外国から批判が高まっている入国者数の制限について撤廃を求めました。その前提条件として、入国審査に関する書類のデジタル化や到着空港での検査の簡素化などを進め、大量の入国者を受け入れる体制を整える重要性に言及しました。「日本ファンを失ってはいけない。一刻も早く厳しい入国規制を緩和してほしい」としています。
こうした厳しい批判を受けて、日本政府は3月9日から成田空港等で入国時の「ファストトラック」の運用を開始しました。指定のアプリ(MySOS)上で、質問票、誓約書、ワクチン接種証明書、検査証明書の登録を行うことで、入国時の検疫手続きを簡素化することができるとのことです。
また、カンボジアは2月5日から検疫所の宿泊施設での待機(3日間)の対象となっていましたが、3月10日以降、この規制は解除されました。日本が認めるワクチンを3回以上接種していること、指定の証明書を準備する等の条件を充たすことで隔離なしとなります。しかし、3回目のワクチンがモデルナかファイザーでなくてはならない等、またも各論反対の条件が付されているので、詳細は大使館のサイト等を十分にご確認ください。
カンボジアでのワクチン接種については、世界的に見ても早いペースで接種が進んでいます。既に、5歳以上~成人についてはほぼ接種を完了していると言ってもよい状況と見られます。3月12日現在で、1474万7354人への第1回接種を完了しています。これは、カンボジアの人口(約1600万人)の92.2%に相当します。成人(18歳以上約1000万人)への接種について見ると、既に目標の102.5%に第1回接種を、99.0%に2回目を完了しています。また、世界に先駆けて、3歳~4歳児への接種を2月23日から開始しました。26万743人への第1回接種を完了しています。
ブースター接種(3回目)も実施が進められ、3月12日現在763万1213人(うち成人576万3219人)が接種を完了しています。1月3日以降、12歳~18歳に対しても3回目接種を行っており、115万101人が接種を完了しています。更に、6歳~12歳についても2月21日から3回目接種が開始され、71万7893人が完了しています。また、オミクロン株対策の一環として、4回目の接種を1月14日から開始しました。3月12日現在で107万9900人が接種済です。
カンボジアでは、感染拡大に歯止めをかけるために2021年はプノンペン等のロックダウンに踏み切る等、厳しい規制を行ってきましたが、秋以降、大幅緩和となっています。ただ、オミクロン株の動向次第で規制が変更される可能性もあることから、十分ご留意ください。日本大使館は、「カンボジアへ入国する際や日本へ帰国の際に、入国後又は帰国時の日程に影響が及ぶ措置が導入されることも想定し予定を計画することをおすすめします。」との注意喚起を発出しています。なお、カンボジアは、医療体制が脆弱という弱点があり、いわゆる医療崩壊の懸念がありますので、引き続きマスクやアルコール消毒といった対策の継続が必要と見られます。
(写真は、ガラガラの成田空港。3月11日撮影)
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