4月14日、国際通貨基金(IMF)は、世界経済見通し(WEO)2020年4月版を発表しました。世界経済については、「世界経済が今年、10年前の世界金融危機のときを超える、大恐慌以来最悪の景気後退を経験する可能性はきわめて高い。現在の危機は大恐慌ならぬ「大封鎖」の様相を呈しており、世界経済はこの危機の結果、劇的なマイナス成長に陥ることが予測される。」としています。世界経済は2020年にマイナス3%と大幅な縮小が予想され、これは2008年から2009年にかけての世界金融危機のときよりもはるかに深刻だとしています。
このように世界経済が大きな困難に直面している中で、カンボジア経済も深刻な状況になるものと見られます。成長率予測は、2020年は、マイナス1.6%まで低下すると見ています。前回の予測では6.8%の成長を達成できるとしていました。しかし、2021年にはリバウンドするとして、成長率を6.1%と見ています。物価上昇率は、低位安定を予測しており、2020年1.5%(前回2.6%)、2021年1.9%(前回2.8%)と見込んでいます。経常収支の赤字(対GDP比)は、2019年の12.5%から2020年には22.2%に大幅に悪化すると見ています。2021年には、17.6%まで戻すと予測しています。これは、主要な輸出先国である欧米の経済悪化で。今年のカンボジアからの輸出が期待できないためと見られます。
なお、IMFでは、「この予測、パンデミックそのもの、そのマクロ経済への影響、さらには金融市場および一次産品市場のストレスなど、依然として相当な不確実性が存在する。」としており、今後の動向如何では、実際の数値は大きく変動する可能性があるとしています。
(写真は、新聞発表より)
国際通貨基金(IMF) 世界経済見通し2020年4月版(和文新聞発表)
https://www.imf.org/ja/Publications/WEO/Issues/2020/04/14/weo-april-2020
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このように世界経済が大きな困難に直面している中で、カンボジア経済も深刻な状況になるものと見られます。成長率予測は、2020年は、マイナス1.6%まで低下すると見ています。前回の予測では6.8%の成長を達成できるとしていました。しかし、2021年にはリバウンドするとして、成長率を6.1%と見ています。物価上昇率は、低位安定を予測しており、2020年1.5%(前回2.6%)、2021年1.9%(前回2.8%)と見込んでいます。経常収支の赤字(対GDP比)は、2019年の12.5%から2020年には22.2%に大幅に悪化すると見ています。2021年には、17.6%まで戻すと予測しています。これは、主要な輸出先国である欧米の経済悪化で。今年のカンボジアからの輸出が期待できないためと見られます。
なお、IMFでは、「この予測、パンデミックそのもの、そのマクロ経済への影響、さらには金融市場および一次産品市場のストレスなど、依然として相当な不確実性が存在する。」としており、今後の動向如何では、実際の数値は大きく変動する可能性があるとしています。
(写真は、新聞発表より)
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