3月20日、プノンペンで公共財政管理改革プログラム(PFMRP)第4期の開始式典が開催されました。フン・セン首相、オウン・ポン・モニロット経済財政大臣他多数が出席しました。
公共財政管理改革プログラム(PFMRP: Public Financial Management Reform program)は、カンボジア政府が取り組んでいる改革のうち、もっとも重要なもののひとつです。日本を始めとする各国(フランス、イギリス、オーストラリア、スウェーデン等)、国際機関(世界銀行、国際通貨基金、アジア開発銀行等)が支援を約束し、進められてきています。2004年に合意され、2004年から既に18年間進められ、第4期は、2023年~2027年を対象としています。第1期(2004年~2008年)は「予算の信頼性」、第2期(2009年~2015年)は「財政のアカウンタビリティ(説明責任)」、第3期(2016年~2022年)は「予算と政策の連携」に重点を置いてきました。今回の第4期では、「実績のアカウンタビリティ(説明責任)」に重点を置くとしています。
式典で、フン・セン首相は、この改革プログラムによって、カンボジア政府の自主性と役割が増大し、30年前には予算の3分の2を占めていた外国の支援を、現在は20%以下にまで減少させることができたとしています。オウン・ポン・モニロット経済財政大臣は、PFMRPにより公共財政システムの強化とガバナンスの改善が実現できたと述べました。
大変に息の長いプログラムですが、課題を一つずつ地道に改善してきたものであり、今後も粘り強く取り組みが続けられていくことが期待されます。
(写真は、AKPサイトより)
公共財政管理改革プログラム(PFMRP)のサイト(英文です)
http://www.pfm.gov.kh/
ブログ「カンボジア経済」2016年3月30日「公共財政管理改革プログラム(PFMRP)第3ステージ発動」
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/8504485f1c94b1317c9003dcd28942a4
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公共財政管理改革プログラム(PFMRP: Public Financial Management Reform program)は、カンボジア政府が取り組んでいる改革のうち、もっとも重要なもののひとつです。日本を始めとする各国(フランス、イギリス、オーストラリア、スウェーデン等)、国際機関(世界銀行、国際通貨基金、アジア開発銀行等)が支援を約束し、進められてきています。2004年に合意され、2004年から既に18年間進められ、第4期は、2023年~2027年を対象としています。第1期(2004年~2008年)は「予算の信頼性」、第2期(2009年~2015年)は「財政のアカウンタビリティ(説明責任)」、第3期(2016年~2022年)は「予算と政策の連携」に重点を置いてきました。今回の第4期では、「実績のアカウンタビリティ(説明責任)」に重点を置くとしています。
式典で、フン・セン首相は、この改革プログラムによって、カンボジア政府の自主性と役割が増大し、30年前には予算の3分の2を占めていた外国の支援を、現在は20%以下にまで減少させることができたとしています。オウン・ポン・モニロット経済財政大臣は、PFMRPにより公共財政システムの強化とガバナンスの改善が実現できたと述べました。
大変に息の長いプログラムですが、課題を一つずつ地道に改善してきたものであり、今後も粘り強く取り組みが続けられていくことが期待されます。
(写真は、AKPサイトより)
公共財政管理改革プログラム(PFMRP)のサイト(英文です)
http://www.pfm.gov.kh/
ブログ「カンボジア経済」2016年3月30日「公共財政管理改革プログラム(PFMRP)第3ステージ発動」
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