5月22日、世界銀行は「持続可能な開発目標(SDGs)第7目標 エネルギー進捗報告書2019」を発表しました。この報告書は、SDGsの第7目標「すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する」について、現状と課題を取りまとめたものです。
第7目標のうち、「7.1 2030年までに、安価かつ信頼できる現代的エネルギーサービスへの普遍的アクセスを確保する。」については、電化率の向上が重要となります。今回のレポートで、カンボジアは、2010年から2017年までの電化率の年平均伸び率が8.3%で世界一の改善であると評価されました。カンボジアでは、2010年には人口の31%しか電気が利用できませんでしたが、2017年には89%にまで改善しています。特に農村部では、16%から86%へと大幅に向上しています。この理由については、都市部での電力設備拡充に加え、基幹送電網に接続していないオフ・グリッドの地方部での努力が大きな改善につながったと分析しています。
カンボジアは、水力発電等の拡充により、電力供給の拡充に努めていますが、高度成長や地方部への給電等による需要の伸びが大きく、電力需給が未だに不安定です。また、電力の質や電力料金の問題も抱えています。こうした問題については、着実な改善を積み上げていく必要があるものと見られ、日本の協力も大いに期待されるところです。
世界銀行の新聞発表(英文です)
http://www.worldbank.org/en/news/press-release/2019/05/22/tracking-sdg7-the-energy-progress-report-2019
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第7目標のうち、「7.1 2030年までに、安価かつ信頼できる現代的エネルギーサービスへの普遍的アクセスを確保する。」については、電化率の向上が重要となります。今回のレポートで、カンボジアは、2010年から2017年までの電化率の年平均伸び率が8.3%で世界一の改善であると評価されました。カンボジアでは、2010年には人口の31%しか電気が利用できませんでしたが、2017年には89%にまで改善しています。特に農村部では、16%から86%へと大幅に向上しています。この理由については、都市部での電力設備拡充に加え、基幹送電網に接続していないオフ・グリッドの地方部での努力が大きな改善につながったと分析しています。
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