カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

カンボジア日本人会年次総会2021

2021年04月17日 | 経済
 4月11日にカンボジア日本人会年次総会が初の試みとしてオンラインで開催されました。コロナ禍での会員のご苦労に寄り添う様々な活動の継続や、子女教育の継続等について報告され、決算・予算と、新年度人事が承認されました。
 2020年度は、新型コロナの影響で例年のようなイベントや活動ができませんでした。餅つき大会と新年会のみ開催されました。2021年度は、ソフトボール大会、盆踊り、忘年会、餅つき大会等の開催が計画されています。また、日本人会の重要な活動として、補習校、日本人学校の運営・支援も継続的に行っていくとのことです。日本人会では、「行動力のある若手役員の増員で、より身近に利便を感じていただける、様々な活動を企画して参ります。」としています。
 日本人会は、様々なイベントを通じて会員の親睦を図ることに加え、日本人学校と補習校を運営しており、会員子女教育の向上を支援することも重要な役割としています。カンボジア在住の方は、ぜひ日本人会とその活動にご参加いただければと思います。
(写真は、会場を分散してオンラインで結んで開催された今年の日本人会新年会)

カンボジア日本人会のサイト
http://www.jacam.cc/


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カンボジア 観光回復ロードマップとシェムリアップ観光開発マスタープラン

2021年04月16日 | 経済
 4月3日、カンボジア観光省は、観光回復ロードマップと、シェムリアップの観光開発マスタープランが承認されたと発表しました。ロードマップは、新型コロナの流行期から収束期にかけての2021~25年を3段階に分け、新型コロナで深刻な影響を受けている観光業の復興を進める内容となっています。2021年をニューノーマル(新常態)における危機管理と回復に向けた準備のための期間、2022~2023年を新型コロナ禍からの回復期、2024~2025年を観光業の本格復興への準備期間と設定しています。シェムリアップ観光開発マスタープランは、2021~2035年を対象とし、国内から1090万人、海外から750万人の旅行者数を達成することにより、94万人の雇用を創出し、60億ドル(約6600億円)の観光収入を目指すとしています。
 また、4月7日、カンボジア観光省のトン・コン大臣は、2021年第4四半期にも、ワクチン接種済の外国人観光客を、14日間の隔離期間中であっても、アンコール遺跡群への入場を許可する方針について関係省庁と検討を進めることに関し、フン・セン首相の了解を得たと発表しました。
 観光業は、カンボジア経済にとって主力エンジンの一つですが、新型コロナ影響を最も厳しく受け、外国人観光客の来訪はほぼゼロと言ってもよい状態となっています。観光客の入国再開の目途が立っていないこともあって、観光業界では絶望感も漂い始めていました。そうした中で、政府が様々な回復策を検討していることは、大きな意義があることです。ワクチンの接種状況を勘案しつつ、安全にも十分配慮した上で、観光回復のための方策が検討・実施されていくことが期待されます。



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IMF 世界経済見通し2021春 新型コロナの影響深刻

2021年04月15日 | 経済
 4月6日、国際通貨基金(IMF)は、世界経済見通し(WEO)2021年4月版を発表しました。世界経済については、「世界の見通しは今も非常に不確実な状態が続いています。コロナ禍に伴う混乱や政策支援の規模が多様であったことを反映して、各国間や業種間で経済回復に差が生じ、その差が拡大しつつあります。今回の成長率予測は、一部の経済大国における追加の財政支援や、年後半にワクチン接種効果による景気回復が期待されること、移動量の低迷への適応が続くことを反映したものです。パンデミックの今後の展開や、ワクチンが牽引する経済活動の正常化が進むまでのつなぎとなる政策支援の有効性、金融環境の動向に関連して、予測を取り巻く不確実性は大きなものとなっています。」としています。世界全体の成長率については、2021年6.0%(2020年10月予測5.2%)、2022年4.4%と見ています。
 世界経済の回復に差が出始めている中で、カンボジア経済は回復傾向にあるものと見られます。成長率予測は、2020年はマイナス3.5%(同マイナス2.8%)まで低下したと見ています。しかし、2021年4.2%(同6.8%)、2022年6.0%に回復すると見ています。2023年以降2026年までの成長率は、6.3%~6.8%と高度成長に復帰すると予測しています。物価上昇率は、低位安定を予測しており、2020年2.9%(同2.5%)、2021年3.1%(同2.9%)、2022年2.8%と見込んでいます。経常収支の赤字(対GDP比)は、2020年は予想外に健闘し12.5%(同25.4%)に留まりました。2021年は18.0%に悪化する見込みですが、2022年以降は改善し、2026年には6.3%にまで縮小する見込みです。
 なお、IMFでは、「現在の公衆衛生危機が収束したら、回復を下支えするためにも潜在GDPを引き上げるためにも、政策的取り組みでは、強靭で、包摂的で、環境に配慮した経済の構築に注力するのがよいだろう。優先事項とすべきは、グリーンインフラに投資して気候変動を緩和すること、デジタルインフラに投資して生産能力を上げること、社会扶助や社会保険を強化して格差拡大を阻止することなどだ。」と指摘しています。

国際通貨基金(IMF) 世界経済見通し2020年10月版(和文新聞発表)
https://www.imf.org/ja/Publications/WEO/Issues/2021/03/23/world-economic-outlook-april-2021


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AMRO 地域経済見通し発表 経済回復に向けて提言

2021年04月14日 | 経済
 3月31日、ASEAN+3マクロ経済調査事務局(ASEAN+3 Macroeconomic Research Office:AMRO)は、ASEAN+3地域経済見通し2021年版を発表しました。AMROは、この地域の経済・金融の監視・分析を行うとともに、ASEAN+3(ASEAN10か国と日本、中国、韓国)による外貨融通の取り決め「チェンマイ・イニシアティブ(CMIM)」の実施を支援するために設立された国際機関です。
 AMROは、今回の見通しで2021年の加盟13カ国の経済がV字回復すると見て、GDP成長率見込みを2020年マイナス0.2%(前回9月予測0.3%)、2021年6.7%(同6.7%)、2022年4.9%と予測しました。ASEAN10か国では、2020年マイナス3.4%(同マイナス3.3%)、2021年4.9%(同6.0%)、2022年5.7%と見ています。AMROでは、国・セクターにより回復の速度は異なるが、製造業と輸出が成長のカギとなると指摘しました。また、新型コロナ後の経済回復について、新型コロナ影響もあって急速に進んでいるデジタル化と第4次産業革命における競争力強化が重要となると提言しました。
 カンボジアについては、成長率を2020年マイナス3.0%(同マイナス4.5%)、2021年4.7%(同5.4%)、2022年6.1%と予測しています。物価上昇については、2020年2.9%、2021年3.5%、2022年2.4%と安定的に推移すると見ています。対外収支については、経常収支の赤字は、2020年は10.3%に縮小し、総合収支の黒字を維持したとしています。外貨準備も2020年末には213億ドル(輸入の11.6か月分)と非常に安定的なレベルにあります。政府部門は、新型コロナ対策でGDP比5.1%の巨額の財政支出を行ったため、2020年の赤字はGDP比6.7%に達しました。しかし、日本等の支援により公的債務はGDP比32.2%と問題ないレベルに留まっています。
 カンボジア経済のリスクとしては、新型コロナの影響による世界経済不況の長期化、財政支出の出口政策の影響による不良債権比率の悪化、国際的移動制限の継続による観光業への影響等を挙げています。また、新型コロナ対策については、短期的な支援から、中長期的な経済回復振興へとシフトしていくことが必要だと提言しています。
 AMROとCMIMは、アジア通貨危機の際の国際通貨基金(IMF)の対応が失敗続きであったために、日本が主導して設立したアジア版IMFです。2016年の設立協定発効以降、活動を本格化しており、アジアの視点に立った経済分析・監視を実施しています。

ASEAN+3マクロ経済調査事務局の発表(英文です)
https://www.amro-asia.org/asean3-regional-economic-outlook-2021-press-release/


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カンボジア 2021年2月の物価上昇率

2021年04月13日 | 経済
 国家統計庁から発表された2021年2月の物価上昇率(対前年同月比)は、1.7%の上昇となりました。物価上昇率は、2012年以降、安定的に推移しています。細かくみると、2017年初頭に4%台まで上昇しましたが、2017年5月以降は3%未満で安定していました。2018年10月以降3%台となる月が出てきています(2016年1月3.1%、2月2.3%、3月2.0%、4月2.8%、5月3.2%、6月3.3%、7月3.0%、8月3.0%、9月2.9%、10月3.4%、11月3.6%、12月3.9%、2017年1月4.4%、2月4.0%、3月4.2%、4月3.2%、5月2.5%、6月2.3%、7月2.3%、8月2.6%、9月2.7%、10月2.1%、11月2.3%、12月2.2%、2018年1月2.0%、2月2.3%、3月2.3%、4月2.4%、5月2.9%、6月2.8%、7月2.3%、8月1.9%、9月2.6%、10月3.1%、11月2.5%、12月1.6%、2019年1月1.6%、2月2.4%、3月2.3%、4月2.6%、5月2.3%、6月1.6%、7月2.2%、8月3.1%、9月1.7%、10月1.3%、11月1.8%、12月3.1%、2020年1月3.6%、2月2.7%、3月2.8%、4月1.9%、5月2.4%、6月3.2%、7月3.1%、8月2.0%、9月2.9%、10月3.7%、11月3.7%、12月2.9%、2021年1月2.6%)。なお、1月と比べると2月は0.9%の下落でした。
 ガソリン価格は、政府による価格メカニズム導入の効果もあって細かく動いています。1月の3358リエル/リットルから、2月は3500リエル/リットルに値上がりしました。ディーゼルは、1月の3061リエル/リットルから、2月は3218リエル/リットルに値上がりしました。国際原油価格(ニューヨーク市場のWTI)は、激しく動いています。昨年はコロナウイルス問題等で3月には一気に30ドル近辺に下がり、4月は先物期日の特殊要因とは言え史上初めて価格がマイナスとなりました。その後も激しく上下動しましたが、5月には20ドル台、6月には30ドル台後半にまでもどし、最近は60ドル台まで戻しています。カンボジアのガソリン価格も国際価格に連動して動いており、昨年4月に2250リエルまで低下した後、上昇してきています。
 国際機関は、カンボジアの物価上昇率を引き続き安定的と見ています。2021年の物価上昇率について、アジア開発銀行は1.8%、世界銀行は2.5%、国際通貨基金(IMF)は2.9%と予測しています。
(写真は、プノンペン市内のガソリンスタンド。2月19日撮影)  



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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2021年04月12日 | 一般
 ブログ「カンボジア経済」は、毎日更新して、カンボジア経済情報をデイリーにお伝えしています。これらの情報をまとめて週刊でメルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」を発行しています。毎週月曜日に発行しています。「無料」です。
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新型コロナ カンボジアの状況 4月12日

2021年04月12日 | 経済
 カンボジアは、新型コロナウイルスの感染は、他国に比べればまだ低いレベルにありますが、国内感染に歯止めがかからなくなりつつあります。死者は29名(4月4日から10名増)です。4月11日の保健省の発表によれば、累計陽性者数は4238名(同1549名増)となっています。治癒数は2186名(同533名増)です。先週の新規陽性者のうち、1546名は2月20日市中感染事件による陽性者でした。それ以外の先週の海外帰国・入国者の新規陽性は3名でした。
 国内でのクラスターとしては、11月3日事変(陽性者4名:終息済)、11月28日市中感染事件(陽性者41名:終息済)に加え、2月20日市中感染事件が発生しました(4月11日現在陽性者3705名)。今回の感染は、中国人女性が隔離ホテルから賄賂を使って脱走し、クラブやサービスアパートメント等で感染を広げるという悪質なケースでした。先週は、オルセー市場や縫製工場での集団感染があり、急速に拡大しました。感染は地方部にも広がり、4月11日現在で、プノンペン2496名(4月4日から1384名増)、シアヌークビル522名(同49名増)、カンダール359名(同18名増)等となっています。
 海外帰国者の陽性者も、空港での検査や2回目以降の検査等で引き続き発見されています。大規模クラスターが発生しているタイから出稼ぎ労働者が帰国していることもあり、タイと国境を接しているバッタンバン州やパイリン州で帰国者91名(4月4日から変動なし)が陽性と確認されました。
 感染の急拡大を受けて、厳しい規制が次々に導入されています。4月7日から20日まで、州を越える移動が禁止されました。プノンペンとカンダールの州境は除くとされています。また、娯楽施設の閉鎖も決定され、アンコール遺跡群も同期間閉鎖されています。プノンペン都では、縫製工場の集団感染を重く見て、プノンペン郊外の一部地区のロックダウンを決定しました(4月10日~23日)。更に、4月11日から24日まで、都内での酒類の販売を禁止しました。また、同期間、レストラン、バー等の飲食店で、デリバリーと持ち帰り以外の営業を禁止しました。
 世界保健機関(WHO)は、緊急声明を発表し、「カンボジアの感染は最悪の状況を迎えつつあり、悲劇の瀬戸際にいる。このまま感染が拡大すれば医療崩壊の危機に陥る。」と警告しました。また、フン・セン首相も、国民向けの演説で、感染者の急増により病院の収容能力が限界に近付きつつあるため、ダイヤモンドアイランドの展覧会場の治療施設への転用(約5000床)や軽症者の自宅療養等の措置をとると発表しました。フン・セン首相は、ワクチンについて、今後8月までに800万回分が到着する見込みを示しました。これまでに、英製薬大手アストラゼネカから32万回分、中国国営の中国医薬集団(シノファーム)から130万回分、シノバックから150万回分のワクチンを入手済であり、少なくとも1100万回分の手当てが完了したものと見られます。なお、軍人と公務員については、接種を義務付けましたが、一般については引き続き希望者のみ接種とするとしています。
 カンボジアでは、3回目の国内クラスター発生と対策法の施行で、全般的に防止対策が強化されていましたが、感染拡大に歯止めがかからないことから、夜間外出禁止・州を超えた移動の禁止・一部のロックダウン・酒類販売禁止・外食禁止等の規制を矢継ぎ早に導入しています。カンボジアの陽性者数や死者数は、欧米や日本に比べると圧倒的に少ないのですが、医療体制が脆弱という弱点があり、いわゆる医療崩壊の懸念が残ります。マスク、手洗い、アルコール消毒等の感染対策を十分に行う等、十分な注意が必要です。なお、各種の規制は、頻繁に変更され、即時適用されることが多い上、州毎に異なりますので、日本大使館のサイト等を十分にご確認ください。
(写真は、AKPより)

カンボジア日本人会のフェイスブック
https://web.facebook.com/Jacambodia/

在カンボジア日本国大使館のサイト
https://www.kh.emb-japan.go.jp/itpr_ja/b_000431.html


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新たな出発 ゆんたく広場 たまや

2021年04月11日 | 生活環境
 プノンペン中心部バンケンコンに和食の「ゆんたく広場 たまや」が開店しました。「ゆんたく」とは、沖縄方言で「おしゃべり」といった意味だそうです。場所は、デ・キャッスルのすぐ隣です。お店もメニューも「真家(しんや)」を引き継いでいます。新たなオーナーは、沖縄のご出身とのことで、沖縄そばやゴーヤチャンプル、サーターアンダギーといった沖縄系メニューも加わっています。人気だったおばんざい食べ放題(6.9ドル:写真上)も、新たなおばんざいも加わって楽しめます。おばんざい食べ放題では、ご飯と豚汁も付いているのが嬉しいです。日本酒や焼酎も各種取り揃えているので、お酒好きの方にもピッタリです。カウンターでちょっと一杯やるのも楽しそうな感じがします。2階にはカラオケルームもあるそうです。マンガがたくさんあるのも嬉しいです。お客さんは、日本の方がメインの様です。お試しください。

たまや (フェイスブックも真屋を引き継いでいます)
https://web.facebook.com/shinya.japanese.dining/?ref=page_internal

こちらは沖縄そば。美味しかったです。



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ちょっといい感じのカフェ Luna Coffee & Bakery

2021年04月10日 | 生活環境
 シアヌークビルに向かう国道4号線26キロ地点にあるカフェ「Luna Coffee & Bakery」です。本店は、プノンペンのトゥールコックにあります。4号線のお店は、ガソリンスタンドのTELAのCentral Park Ang Snuol内にあります。ここは、ガソリンスタンドを中心に、きれいなトイレ、カフェ、ショップ等が併設された複合施設です。LUNAは。外観・内装共にモダンでちょっといい感じです。メニューは多くの種類のコーヒー系のドリンクが中心ですが、軽食もクメール・西洋系がいろいろ揃っています。今回は、朝早くだったので、クメールの朝食の定番メニューのクイティウ(4.5ドル)とアイスカフェラテ(2.65ドル)をお願いしました。地場系若者向けカフェとしては、普通のお値段ですが、ローカルのお店から見るとちょっと高級です。朝早かったので、お客さんは私だけでした。シアヌークビルにお出かけの際や、ゴルフに行かれる際には、プノンペンの渋滞を抜けた先にありますので。便利な位置かと思います。機会がありましたらお試しください。

Luna Coffee & Bakery
https://www.lunacoffeebakery.com/

朝ごはんなのでクイティウです。


ガソリンスタンドを中核とした複合施設です。結構大規模です。



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海上油田開発に暗雲 原油生産量伸びず

2021年04月09日 | 経済
 3月31日、シアヌークビル沖の海上油田ブロックAで石油生産を開始したシンガポール系のクリスエナジーは、ミニフェーズ1Aで掘削した5本の油井からの原油生産量が予測値を大きく下回っていると発表しました。当初の予定では、日量7500バレルを生産できる見込みでしたが、5本の油井の掘削が完了した2月23日から3月30日までの平均生産量は日量2833バレル、最高でも3月27日の3534バレルに留まっているとしています。この結果を分析中とのことですが、この油田の生産性や生産継続性について懸念しているとしています。クリスエナジーでは、オランダのコンサルタントSewell & Associates社を第三者評価者として、分析させるとのことです。なお、クリスエナジー社は、債務再編を行い、苦しい資金繰りを繰り返しながら運営を続けていますが、今回の油田開発の成功が債務継続の条件となっていることもあり、出資者・融資機関とも交渉が必要となるものと見られます。
 海上油田ブロックAについては、当初はシェブロンや日本の三井石油開発等も権益を有していましたが、税金問題などでカンボジア政府と折り合いがつかなかったこと等から、現在の権益は、クリスエナジー95%、カンボジア政府5%となっています。開発のフェーズ1Aは、ブロックAのうち3083平方キロメートルで、水深50~80メートル程度です。フェーズ1Aでクリスエナジーは、海上プラットフォーム1基(24井)と浮体式生産バージ、更に1.5キロのパイプラインで接続される浮体式貯蔵積出設備(FSO)を投入して、日量3万バレルの原油を生産する計画でした。現在、更に縮小したミニフェーズ1Aでは、日量7500バレルを目指すとして、昨年12月に初の原油生産を開始したところでした。
 海上油田の生産開始は、カンボジアにとっても明るいニュースでしたが、残念な現状となっています。カンボジア政府もクリスエナジーと協議を続けている模様ですが、場合によってはライセンス終了もありうるとコメントしています。今後の状況を注視する必要があるものと見られます。

クリスエナジーの発表(英文です)
https://krisenergy.com/default/assets/File/Updates%20on%20Apsara%20oil%20field%20development%20and%20restructuring%20exercise%2031Mar2021.pdf


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新モンドルキリ空港 フィージビリティ調査完了

2021年04月08日 | 経済
 3月30日、カンボジア民間航空局(SSCA)は、カンボジア東部でベトナムと国境を接するモンドルキリ州で計画されている国内専用空港の建設について、政府が行ってきたフィージビリティ調査結果を、BOT方式で開発を請け負う中国インフラ大手の中国電力建設集団(中国電建)に手渡しました。中国電建は、今後約6か月間で詳細実施計画を作成し、早ければ2022年初頭にも着工したいとしています。SSCAでは、中国電建に対して、観光省の政策に沿った形での観光開発や経済発展を促進するための方策の検討と、より多くの航空会社を誘致するための戦略を検討するよう求めたとのことです。
 モンドルキリ新空港は、州都のセンモノロム市街地から約22キロメートル離れた郊外の約600ヘクタールの敷地に1800メートルの滑走路を有する空港を建設する計画で、総工費は8000万ドル程度と見積もられています。
 モンドルキリの旧空港は、センモノロム市街の真ん中にありました。ベトナム戦争中は、北ベトナム側の空軍基地として戦略的要衝となっており、米軍の激しい爆撃を受けていました。現在のベトナムから見ても、この地は戦略的要衝であり、中国によって空港が建設されることは、軍事的脅威とみなされかねないものと懸念されます。カンボジア南部コッコン州のダラ・サコ―空港も中国により建設され、米国が中国軍進出を強く懸念しています。モンドルキリ空港が新たな火種となることが懸念されます。
(写真は、モンドルキリ旧空港)

ブログ「カンボジア経済」2008年4月26日「モンドルキリ空港」
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/d372a4e151c7b05421362a74908ceccb



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世界銀行 東アジア・大洋州地域 半期経済報告2021年春 新型コロナの影響拡大

2021年04月07日 | 経済
 3月25日に世界銀行は、東アジア・大洋州地域半期経済報告(2021年4月)を発表しました。この報告書は、年2回春と秋に発行されています。
 報告書では、新型コロナウイルス感染症の世界的流行から1年以上が経ち、東アジア・大洋州地域の途上国では回復に大きなばらつきが見られると指摘しています。世界銀行では、「新型コロナウイルス感染症の世界的流行が引き起こした経済的ショックにより、貧困削減が行き詰り、格差が拡大している。各国は2021年に回復を図ろうとする過程で、脆弱層を守り、環境に配慮した包摂的で強靭な回復を確実に達成するため、緊急措置を講じる必要に迫られるだろう。」と分析しています。
 カンボジアの2020年のGDP成長率については、昨年時点の予測(マイナス2.0%)から、マイナス3.1%に引き下げました。今後についても影響は続くとして、2021年の成長率は4.0%(前回4.3%)、2022年5.2%(前回5.2%%)、2023年5.2%と予測しています。
 新型コロナ関連では、カンボジアの感染状況は「低レベル」、ワクチン接種状況は「中レベル」としています。また、対策に必要な財政余力については、十分な余力があり、2021年には支出を拡大すると分析しています。
 なお、地域的なリスクとしては、ワクチン接種の遅れやウイルス変異種の拡大等による感染収束の遅延と、米国等の金融緩和政策の出口戦略の影響等を挙げています。
(写真は、ビルの建設が進むプノンペン市内)

世界銀行の新聞発表(和文)  
https://www.worldbank.org/ja/news/press-release/2021/03/25/uneven-recovery-drives-growing-inequality-across-east-asia-and-the-pacific


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カンボジア商業省年次報告 2020年の輸出は増加

2021年04月06日 | 経済
 カンボジア商業省年次報告によりますと、2020年の輸出は対前年比16.7%増の172億1537万ドル(約1兆8900億円)、輸入は7.8%減の185億9048万ドル(約2兆400億円)でした。この結果、貿易赤字は、前年の54億2307万ドルから74.6%減の13億7511万ドルになっています。
 主要輸出先国は、第1位米国52億5888万ドル(19.5%増)、第2位EU32億387万ドル(17.7%減)、第3位中国10億8626万ドル(8.1%増)、第4位日本10億5555万ドル(7.1%減)、第5位英国8億2616万ドル(15.5%減)、第6位カナダ7億4504万ドル(10.9%減)、第7位タイ6億5067万ドル(29.6%増)、第8位ベトナム3億8579万ドル(14.9%増)、第9位韓国1億8502万ドル(12.6%減)、第10位オーストラリア1億3392万ドル(0.3%増)でした。
 主要取出品目は、縫製品74億2028万ドル(10.2%減)、履物11億1673万ドル(11.7%減)、旅行用品9億6470万ドル(10.6%減)、電気製品7億5534万ドル(31.5%増)、自転車5億2708万ドル(27.8%増)、精米4億6858万ドル(11.5%増)等でした。
 主要輸入先国は、中国70億ドル(6.7%減)、タイ28億3000万ドル(12.0%減)、ベトナム26億3000万ドル(3.1%減)、日本6億3700万ドル(27.0%減)、EU6億5900万ドル(6.0%減)、韓国5億4400万ドル(18.8%減)、米国2億5000万ドル(19.4%減)等でした。
 主要輸入品目は、繊維原材料43億ドル、電気製品24億ドル、建設資材10億ドル、自動車10億ドルのほか、石油製品等でした。
 新型コロナの影響があったものの、輸出は増加しました。主要輸出品目の縫製品、履物、旅行用品の落ち込みが予想より小さかったことに加え、電気部品、自転車、精米等が健闘しました。2021年は、世界経済の回復に伴い、カンボジアからの輸出の回復も期待されます。カンボジア商業省でも、貿易開発の努力を続けるとしており、輸出品目と輸出先国の多様化のための政策が期待されます。


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2021年04月05日 | 一般
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新型コロナ カンボジアの状況 4月5日 プノンペンで夜間外出を禁止

2021年04月05日 | 経済
 カンボジアは、新型コロナウイルスの感染は、他国に比べればまだ低いレベルにありますが、国内感染に歯止めがかからなくなりつつあります。死者は19名(3月28日から9名増)です。4月4日の保健省の発表によれば、累計陽性者数は2689名(3月28日から456名増)となっています。治癒数は1653名(3月28日から487名増)です。先週の新規陽性者のうち、451名は2月20日市中感染事件による陽性者でした。それ以外の先週の海外帰国・入国者の新規陽性は5名でした。
 国内でのクラスターとしては、11月3日事変(陽性者4名:終息済)、11月28日市中感染事件(陽性者41名:終息済)に加え、2月20日市中感染事件が発生しました(4月4日現在陽性者2159名)。今回の感染は、中国人女性が隔離ホテルから賄賂を使って脱走し、クラブやサービスアパートメント等で感染を広げるという悪質なケースでした。感染は地方部にも広がり、4月4日現在で、プノンペン1112名(108名増)、シアヌークビル473名(95名増)、カンダール341名(21名増)等となっています。
 海外帰国者の陽性者も、空港での検査や2回目以降の検査等で引き続き発見されています。大規模クラスターが発生しているタイから出稼ぎ労働者が帰国していることもあり、タイと国境を接しているバッタンバン州やパイリン州で帰国者91名(3月28日から変動なし)が陽性と確認されました。
 4月1日、プノンペン都は、感染拡大防止策としてプノンペン都での午後8時~午前5時の移動、飲食店の営業を原則禁止すると発表しました。対象期間は4月14日までの2週間となっています。違反者には罰則が適用されるとしており、検問で午後8時を過ぎて移動していた車やバイクが多数接収されていると報道されています。
 3月29日、フン・セン首相は、4月は50万人を対象に100万回のワクチン接種を行う計画を明らかにしました。更に、1カ月当たりの接種人数を100万人に引き上げる方針も示しました。フン・セン首相は、中国の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製ワクチンを100万回分、全国に配布する計画を提示し、接種会場や人員の整備を急ぐよう、地方自治体に要請しました。カンボジアはこれまでに、英製薬大手アストラゼネカから32万回分、中国国営の中国医薬集団(シノファーム)から60万回分、シノバックから150万回分のワクチンを入手済です。3月31日には、シノファームから70万回分が更に到着しました。シノバックとは今後400万回分を調達する交渉を進めているとしており、政府では2021年中に、1000万回分のワクチン接種を目指すとしています。
 3月25日、カンボジア政府は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を緩和するため、観光業と航空産業に対する免税措置を、6月まで3カ月間延長すると発表しました。また、貧困・脆弱世帯向け現金給付も、3カ月延長を決定しました。
 カンボジアでは、3回目の国内クラスター発生と対策法の施行で、全般的に防止対策が強化されていましたが、感染拡大に歯止めがかからないことから、夜間外出禁止にまで踏み切りました。カンボジアの陽性者数や死者数は、欧米や日本に比べると圧倒的に少ないのですが、医療体制が脆弱という弱点があり、いわゆる医療崩壊の懸念が残ります。マスク、手洗い、アルコール消毒等の感染対策を十分に行う等、十分な注意が必要です。なお、出入国手続き等につきましては、日本・カンボジアともに頻繁に変更されていますので、日本大使館のサイト等を十分にご確認ください。
(写真は、夜間外出禁止で人通りが絶えているプノンペン。クメールタイムズ紙より)

カンボジア日本人会のフェイスブック
https://web.facebook.com/Jacambodia/

在カンボジア日本国大使館のサイト
https://www.kh.emb-japan.go.jp/itpr_ja/b_000197.html


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