カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

中央銀行のチア・スレイ総裁 中央銀行総裁賞で高評価

2024年09月04日 | 経済
 8月19日、世界的な金融誌であるグローバルファイナンスは、2024年ベスト中央銀行総裁賞を発表しました。この賞は、物価コントロール、経済成長達成度、為替安定度、金利操作等の観点から、100か国近くの中央銀行総裁を評価して、AプラスからFまでの等級で評価するものです。カンボジアの中央銀行であるカンボジア国立銀行(NBC)のチア・スレイ総裁は、Aマイナスの高評価を得ました。
 最高等級のAプラスには、デンマーク、インド、スイスの中央銀行総裁が、A等級にはブラジルやベトナム等の7つの中央銀行の総裁が選定されています。カンボジアのチア・スレイ総裁が入っているAマイナスには、米国FRBのパウエル議長や欧州中銀のラガルド総裁等の15人が選ばれています。
 チア・スレイ総裁は、総裁になる以前から、カンボジア信用機構の立ち上げ、銀行間即時決済システムFASTの導入、中央銀行デジタル通貨バコンの開発と導入、統一QRコードであるKHQRの導入等において、大きな功績を残しています。また、カンボジア・フィンテック協会でも重要な役割を果たしています。日本ではしがらみがあって困難な課題である中央銀行デジタル通貨や統一QRコードを導入したことは、世界的にも高く評価されてきました。
 カンボジアの中央銀行総裁が。こうした賞を受賞することは、カンボジアの国際的信頼性を高める等、大きな意義があるものと見られます。
(写真は、チア・スレイ総裁。カンボジア国立銀行のサイトより)

グローバルファイナンスの発表
https://gfmag.com/award/winner-announcements/press-release-global-finances-central-banker-report-cards-2024/


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カンボジアの休日2025

2024年09月03日 | 経済
 来年2025年のカンボジアの祝祭日です。カンボジアの休日数は、2019年は28日でしたが、2020年は6日間削減されて22日、2021年以降は21日となっていました。2024年はクメール正月の休日が1日増えて22日となっていましたが、フナン・テチョ運河の起工式(8月5日)が臨時の休日となり、平和の日も追加されたので24日となっていました。2025年は、クメール正月の連休がまた3日間になっていることもあり、22日となっています。
 休日数の削減は、2019年3月の政府民間フォーラムで、民間企業側からの「カンボジアは周辺諸国に比べて休日数が多すぎる」との意見を踏まえて、フン・セン首相(当時)が約束していたものです。また、2021年10月に労働法が改正され、休日が日曜・他の休日と重複した場合、翌営業日への振替は行わないこととなりました。
 なお、カンボジアでは中華正月と呼ばれる旧正月(2025年は1月29日水曜日)は、休日とされていませんが、前後併せて休業とする企業・職場が多いのが実情です。

1月1日 水曜 インターナショナルニューイヤー International New Year
1月7日 火曜 虐殺政権からの解放の日 Victory over Genocide Day 
3月8日 土曜 国際女性の日 International Women's Day
4月14日~16日 月曜~水曜 カンボジア正月 Khmer New Year
5月1日 木曜 国際労働者の日 International Labor Day
5月11日 日曜 仏誕節 Visaka Bochea
5月14日 水曜 シハモニ国王誕生日 King Norodom Sihamoni's Birthday
5月15日 木曜 王室始耕祭 Royal Ploughing Ceremony
6月18日 水曜 モニク前王妃誕生日 Queen Norodom Monineath Sihanouk’s Birthday
9月21日~23日 日曜~火曜 プチュンバン Pchum Ben Day
9月24日 水曜 憲法記念日 Constitution Day
10月15日 水曜 シアヌーク前国王追悼記念日 Commemoration Day of King's Father
10月29日 水曜 シハモニ国王即位記念日 King Norodom Sihamoni Coronation Day
11月4日~6日 火曜~木曜 水祭り Water Festival
11月9日 日曜 独立記念日 Independence Day
12月29日 月曜 平和の日 Peace Day

(写真は、2023年の水祭り)


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カンボジア入国手続きの電子化 9月1日から本格運用

2024年09月02日 | 経済
 8月29日、在カンボジア日本国大使館は、「カンボジア到着時の入国、税関、検疫手続きのオンライン化:本格運用の開始(9月1日~)」に関する通知を発出しました。
 カンボジア到着時の入国、税関及び検疫に係る手続きのオンライン化(Cambodia e-Arrival Card)については、カンボジア内務省から、カンボジア国内の国際空港において本格運用を9月1日から開始するとの通知があったとのことです。カンボジア内務省によれば、同日以降は、紙媒体のフォームによる手続きは行えなくなるとのことです。なお、紙媒体の代わりに、空港到着時に備え付けのタブレットで入力することも可能な模様です。
 カンボジア内務省は、カンボジア到着時の入管、税関及び検疫に係る手続きを「Cambodia e-Arrival Card」としてオンライン化し、2024年1月1日から試験運用を開始しました。紙媒体のフォームにより行われていたカンボジア到着時の入管、税関及び検疫に係る手続きが、専用サイト(www.arrival.gov.kh)またはアプリ(Cambodia e-Arrival: CeA))を通じて行うことが可能となりました。
 当初は、試験運用終了後の7月1日から本格運用の予定でしたが、これが、2025年1月1日に延期され、今般、9月1日からと変更されたものです。
 私もプノンペン空港到着時に利用済です。スマホでオンラインサイト(英文です)にアクセスして、氏名、パスポート番号、ビザ番号等を入力しました。顔写真、パスポートの写真も必要ですが、スマホのカメラで簡単に対応できました。アライバルビザが必要な方は、必要なビザの種類等を選べば良いようになっています。入力は特段引っかかるところもなく、5分ほどで完了できました。完了するとQRコードが出てきますので、スクリーンショットで記録しておきました。
 スマホでの登録は、到着7日前から可能となります。なお、アプリでは一度入力すると、次からはそのデータを利用できるようになっています。
 カンボジアの各種手続きのDX化は日本を上回る速度で進展しています。DX化は避けて通れない課題であり、カンボジア政府が地道に取り組みを継続していくことが期待されます。

日本の外務省のサイト
https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMailDetail.html?keyCd=151462

Cambodia e-Arrival
https://arrival.gov.kh/


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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2024年09月02日 | 一般
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明るい雰囲気のスペイン料理 Makila

2024年09月01日 | 生活環境
 プノンペン中心部バンケンコンにオープンしたノボテルホテル内のレストラン「Makila」です。シェフはスペインの方で、料理はバスク地方のフレーバーとのことです。レストランは、ホテルの1階で高い天井で明るい雰囲気です(写真上)。ランチ・ディナーのメニューは、スペイン料理が中心です。今回は、タパスやガスパッチョ、ビジネスランチセット等をいただきました。いずれも良い感じでした。アルコール類もワイン等、色々と揃っているようです。朝ごはんも豪華なビュッフェとのことでした。お値段はプノンペンとしては高級です。お勧めです。お試しください。

Makila Restaurant
https://www.novotelphnompenhbkk1.com/restaurants-bars/makila-restaurant/

スペイン料理らしいタパス3種盛り合わせ


冷製スープのガスパッチョ。独特なプレゼンです。



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