英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『天地人』第12回、第13回

2009-04-03 20:24:08 | ドラマ・映画
 第12回の冒頭
「兵糧が尽きかけています」
 いきなりの惣右衛門の言葉。

 あんたが「本丸を押さえて、資金を確保するのが肝心」と進言したんだろう。
兵糧が尽きて危機に陥るって、資金が一番ではなかったの?資金を確保したのに、この有様は、どういうこと?

 ここで、観るのをやめました。


 しかし、恋人(ごめんなさい、嘘です)に励まされて、12回の再放送と13回を観ました。比嘉愛未さんに釣られました。

 第12回は、兼続が主人公ぽい活躍を見せて、窮地を救いました。
 第13回は、宿敵武田と手を組むことに成功。

 大活躍の兼続でしたが、あまりにも兼続だけが活躍しすぎて、《何だかなあ》という気がしないでもないです。主人公だからと言ってしまえばそうなのですが。
 まあ、今までのグズグズした展開よりは、気分がいいですね。

 さて、宿敵武田との和睦を進言する兼続、景勝をはじめ他の家臣たちも反対され、却下。これを兼続が、景勝を説得する。このシーンが、この回の最大の見せ場で、胸に迫るものがありました。
 しかし、軍議で決まったものを、景勝と兼続の二人きりの密談で覆されてしまいました。これでは、他の重臣たちは納得するのでしょうか?何のための軍議なのか、全く意味がありません。

 相変わらず、初音(長澤まさみ)と織田信長の余計な会話が挿入されます。世の中の情勢の補足説明でもあるようにも感じますが、余計なシーンに思えます。第一、天下の信長に一介のくのいちが、あれこれ指図や講釈をたれるというのは、物語の質を落としているだけのように思います。
 また、やはり、兼続とお船(常盤貴子)との絡みも必要性を感じません。

 実は、これらは、前大河ドラマ『篤姫』の高視聴率が関係していると考えられます。高視聴率の原因のひとつに、恋愛の要素を加味したことであると分析しています。日本テレビ『絶対知っておきたい!20人』で『篤姫』の脚本家の田渕久美子さんが語っています。多分、そのことを意識しているのでしょう。
 主人公の二人は、実際には顔を合わせたこともないそうです。いいのか?
 
 そんな余計な小細工?に頼らず、ドラマの本筋に力を入れて欲しいです。
コメント (2)
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