英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

中田章道七段作『鮮やか』 解答②

2011-07-20 21:47:01 | 詰将棋
中田章道七段作『鮮やか』 解答①の続きです。



前回、問題図より▲1一飛△同銀▲2一飛△同玉▲3三桂△3一玉(第4図)

まで進みました。
 さてこの図、実は邪魔な駒があるのです。もし、4三から桂馬が打てると詰みです。つまり、強力で、詰ますのに必須に見える4三の馬が邪魔駒なのです。
 それでこの馬の消し方ですが、4二に捨てると△同角なら▲4三桂で詰みますが、△4二同歩と取られると詰みません。
 ここは▲5三馬と捨てるのが正解です。△5三同角に▲4三桂で詰みです。

 2連続の飛車の打ち捨て、そして、詰上がりは「3桂詰」でした。玉方の銀が1筋に並んだ形も面白いです。

 ちなみに、ひねくれて初手▲1一飛を取らずに△2一歩(変化1図)と合駒をする手にも

第4図と同様に▲5三馬△同角▲4三桂で詰みます(早詰)。
コメント (2)
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