「今夜から日曜日にかけて、最強寒波が日本列島にやってくる」そうです。
ただ、この表現は少々不正確。
まず、何が最強かと言うと、寒気の芯が上空5500mで-48℃ということ。(テレビのニュースを観ただけなので上空5000mかもしれませんが、上空5000mで-48℃だと強すぎるので、おそらく上空5500m)
確かに強い寒気ですが、南下の程度はそれほどでもなく、極寒・大雪は北日本中心だと思われます。
下図は上空5000mの寒気の様子です(5500mではなく5000m)。
この図の不満な点は、-36℃より低い寒気の芯が分からないことです。
それはさておき、左図は今夜9時の様子。右図(PCによっては下に位置しているかもしれません)は1月18日のもの。今夜の寒気の規模は大きいのですが、南下の程度はそれほどではないのが読み取れます。
今日の午後3時の天気図です。
冬型の西高東低の気圧配置は、数日前から緩んできており、ただ、寒気が抜けないので緩み切らず、北日本は等圧線が混んだままです。この状態のまま、超一級の寒気が襲来するので北日本は大変です。
ここで気になるのは日本海北部の低気圧。ちっぽけに見えますが、1月28日の寒冷渦の例もあるので油断ができません。
今回は、全体的に冷たい空気に覆われているので(暖かい空気と混ざって対流する要素が小さい)、極端に渦状に発達することはないと思いますが、寒気が強いので不規則に発達する可能性があります。
この低気圧も、今回は北寄りに進むので、福井に直接影響する可能性は低いと思われます。(と書いていたら、風が出てきて荒れてきました)
今日の記事を書いたのはは、もともと、「最強寒波が日本列島に襲来」という不正確な表現が気になったからです。注意を喚起するというより、興味を引くための煽り文句に感じたからです。
「北日本は大変(福井はそれほどでも)」という自分中心の書き方になってしまいました。青森県の酸ヶ湯では昨日5m15cmと過去最高を記録しました。北日本の方は、本当に大変だと思います(信州も今年は大変と聞いています)。あと少しで3月です。今回の寒波は来週の火曜日には抜け始めると予想されています。北国の春は遅いですが、もう少しです。頑張ってください。
ただ、この表現は少々不正確。
まず、何が最強かと言うと、寒気の芯が上空5500mで-48℃ということ。(テレビのニュースを観ただけなので上空5000mかもしれませんが、上空5000mで-48℃だと強すぎるので、おそらく上空5500m)
確かに強い寒気ですが、南下の程度はそれほどでもなく、極寒・大雪は北日本中心だと思われます。
下図は上空5000mの寒気の様子です(5500mではなく5000m)。
この図の不満な点は、-36℃より低い寒気の芯が分からないことです。
それはさておき、左図は今夜9時の様子。右図(PCによっては下に位置しているかもしれません)は1月18日のもの。今夜の寒気の規模は大きいのですが、南下の程度はそれほどではないのが読み取れます。
今日の午後3時の天気図です。
冬型の西高東低の気圧配置は、数日前から緩んできており、ただ、寒気が抜けないので緩み切らず、北日本は等圧線が混んだままです。この状態のまま、超一級の寒気が襲来するので北日本は大変です。
ここで気になるのは日本海北部の低気圧。ちっぽけに見えますが、1月28日の寒冷渦の例もあるので油断ができません。
今回は、全体的に冷たい空気に覆われているので(暖かい空気と混ざって対流する要素が小さい)、極端に渦状に発達することはないと思いますが、寒気が強いので不規則に発達する可能性があります。
この低気圧も、今回は北寄りに進むので、福井に直接影響する可能性は低いと思われます。(と書いていたら、風が出てきて荒れてきました)
今日の記事を書いたのはは、もともと、「最強寒波が日本列島に襲来」という不正確な表現が気になったからです。注意を喚起するというより、興味を引くための煽り文句に感じたからです。
「北日本は大変(福井はそれほどでも)」という自分中心の書き方になってしまいました。青森県の酸ヶ湯では昨日5m15cmと過去最高を記録しました。北日本の方は、本当に大変だと思います(信州も今年は大変と聞いています)。あと少しで3月です。今回の寒波は来週の火曜日には抜け始めると予想されています。北国の春は遅いですが、もう少しです。頑張ってください。