ままならぬ思い……
……………………八重、官兵衛、大蔵、時尾、そして頼母
京・本陣では、得体の知れぬ壬生の浪士雇い入れたことを聴き、謹慎中の官兵衛は居ても立ってもいられず京に駆け付けようとするが、頼母に制止される。
官兵衛の忠義心とままならない思いが、女であるだけで会津(殿・容保)や兄の役に立ちたい思いが成し遂げられぬ八重には痛いほどわかる。
そして、官兵衛を制した頼母も、京都守護職を退任するよう容保に進言したが、蟄居を命じられてしまう。
容保VS頼母、第2ラウンド
頼母「御家訓のために、会津を潰してもよいと思召されますか。殿はあまりにも囚われておいでだ。御家訓にそうまで拘られるは、殿が他国より養子に入られたお方ゆえにござりましょうか!」
容保「お上は、ただひとりで国を担う重さに耐えておいでだ。一藩を懸けてでもお守りする。それが会津の義だ」
禁句を口にしてまで諌めようとした頼母だったが、容保の忠義心は揺るがなかった。
容保が口にした「お上」は、徳川家ではなく帝を思っての言葉であった。
届かぬ大蔵の思い………八重には恋心を受けるアンテナがなかった
八重「男だったらよかった」
大蔵「俺もそう思う。八重が男ならば、子どものころのように、競い合うことも、共に銃を取って戦うこともできた」
八重「はい」(頷く)
大蔵「京で会津を思う時には、きっと真っ先に、八重さんの顔が浮かぶ」
八重「えっ?」
大蔵「あなたは会津そのものだから」
八重「……」
(桜の木の上で)
八重「あれは…なんだったんだべ。おかしなこと言って……」
≪八重が男だったらよかった≫
ふたりの表面上の思いは一致していたが、八重にはおかしなこととしか思われなかった。大蔵の恋心は全く伝わらず。
もっと、わかりやすく言わねえと駄目だべ。せっかく、尚之助が気を利かしたのに。
まあ、八重に思いが伝わらなくて正解だったかもしれない。
会津は京都で何をしていたのか?
勝 「会津は都で何をしようってんだい。食い詰め者を抱え込んで人斬り一味でも仕立てるつもりかい?」
覚馬「治安は守らねばならぬ。ほかにやりようがありやすか?」
勝 「それを考えるのが、お主の役目だ!考えて考えて考え抜いてみろ!」
容保と頼母が決死の喧嘩をしていたが、会津が上洛してから、都をウロウロしているだけで何もしていないような気がする。
容保が怒って、厳しく処罰!と命を出したが、実行は壬生浪士に丸投げ。≪勝、もっと言ってやれ!≫
長州派の密談
「一番邪魔なのは、(壬生浪の)後ろにいる会津や。奥州の田舎もんと思っていたが、浪士を手勢に引き込むとは、思いのほか知恵もあるようや」
「会津の武力は侮れん」
……長州派の評価は高いようだ。
【疑問】
5月10日、下関で長州藩がアメリカの商船を砲撃
5月20日、姉小路公知卿が刺客に襲われる
事件の関与を疑われた薩摩が退けられ、朝廷では長州派が実権を握った。
とあったが、姉小路公知卿暗殺(朔平門外の変)が薩摩排除につながったのは理解できるとして、下関砲撃事件がどうつながるのかがわからない。
主な新登場
桂小五郎(及川光博)
近藤勇(神尾佑)
土方歳三(村上淳)
斎藤一(降谷建志)
真木和泉(島田久作)
【ストーリー】番組サイトより
薙刀の稽古にいそしむ八重(綾瀬はるか)と幼なじみの時尾(貫地谷しほり)。そこで、2人は二葉(市川実日子)から弟の大蔵(玉山鉄二)の祝言が決まったことを知らされる。時尾は動揺してしまい、稽古中に足を痛めてしまう。時尾はひそかに大蔵に思いを寄せていたのだった。
そのころ都では、倒幕を目指す攘夷派の不逞浪士を取り締まるため、剣が立つと評判の壬生浪士組を会津藩のお預かりとした。こうした動きに危機感を持った長州派の公家たちは、容保(綾野剛)たちを都から追い出すため孝明天皇(市川染五郎)の名をかたって偽の勅書を容保へ送る。しかし、その策謀を知った容保は、守護職への責任感をさらに強める。
……………………八重、官兵衛、大蔵、時尾、そして頼母
京・本陣では、得体の知れぬ壬生の浪士雇い入れたことを聴き、謹慎中の官兵衛は居ても立ってもいられず京に駆け付けようとするが、頼母に制止される。
官兵衛の忠義心とままならない思いが、女であるだけで会津(殿・容保)や兄の役に立ちたい思いが成し遂げられぬ八重には痛いほどわかる。
そして、官兵衛を制した頼母も、京都守護職を退任するよう容保に進言したが、蟄居を命じられてしまう。
容保VS頼母、第2ラウンド
頼母「御家訓のために、会津を潰してもよいと思召されますか。殿はあまりにも囚われておいでだ。御家訓にそうまで拘られるは、殿が他国より養子に入られたお方ゆえにござりましょうか!」
容保「お上は、ただひとりで国を担う重さに耐えておいでだ。一藩を懸けてでもお守りする。それが会津の義だ」
禁句を口にしてまで諌めようとした頼母だったが、容保の忠義心は揺るがなかった。
容保が口にした「お上」は、徳川家ではなく帝を思っての言葉であった。
届かぬ大蔵の思い………八重には恋心を受けるアンテナがなかった
八重「男だったらよかった」
大蔵「俺もそう思う。八重が男ならば、子どものころのように、競い合うことも、共に銃を取って戦うこともできた」
八重「はい」(頷く)
大蔵「京で会津を思う時には、きっと真っ先に、八重さんの顔が浮かぶ」
八重「えっ?」
大蔵「あなたは会津そのものだから」
八重「……」
(桜の木の上で)
八重「あれは…なんだったんだべ。おかしなこと言って……」
≪八重が男だったらよかった≫
ふたりの表面上の思いは一致していたが、八重にはおかしなこととしか思われなかった。大蔵の恋心は全く伝わらず。
もっと、わかりやすく言わねえと駄目だべ。せっかく、尚之助が気を利かしたのに。
まあ、八重に思いが伝わらなくて正解だったかもしれない。
会津は京都で何をしていたのか?
勝 「会津は都で何をしようってんだい。食い詰め者を抱え込んで人斬り一味でも仕立てるつもりかい?」
覚馬「治安は守らねばならぬ。ほかにやりようがありやすか?」
勝 「それを考えるのが、お主の役目だ!考えて考えて考え抜いてみろ!」
容保と頼母が決死の喧嘩をしていたが、会津が上洛してから、都をウロウロしているだけで何もしていないような気がする。
容保が怒って、厳しく処罰!と命を出したが、実行は壬生浪士に丸投げ。≪勝、もっと言ってやれ!≫
長州派の密談
「一番邪魔なのは、(壬生浪の)後ろにいる会津や。奥州の田舎もんと思っていたが、浪士を手勢に引き込むとは、思いのほか知恵もあるようや」
「会津の武力は侮れん」
……長州派の評価は高いようだ。
【疑問】
5月10日、下関で長州藩がアメリカの商船を砲撃
5月20日、姉小路公知卿が刺客に襲われる
事件の関与を疑われた薩摩が退けられ、朝廷では長州派が実権を握った。
とあったが、姉小路公知卿暗殺(朔平門外の変)が薩摩排除につながったのは理解できるとして、下関砲撃事件がどうつながるのかがわからない。
主な新登場
桂小五郎(及川光博)
近藤勇(神尾佑)
土方歳三(村上淳)
斎藤一(降谷建志)
真木和泉(島田久作)
【ストーリー】番組サイトより
薙刀の稽古にいそしむ八重(綾瀬はるか)と幼なじみの時尾(貫地谷しほり)。そこで、2人は二葉(市川実日子)から弟の大蔵(玉山鉄二)の祝言が決まったことを知らされる。時尾は動揺してしまい、稽古中に足を痛めてしまう。時尾はひそかに大蔵に思いを寄せていたのだった。
そのころ都では、倒幕を目指す攘夷派の不逞浪士を取り締まるため、剣が立つと評判の壬生浪士組を会津藩のお預かりとした。こうした動きに危機感を持った長州派の公家たちは、容保(綾野剛)たちを都から追い出すため孝明天皇(市川染五郎)の名をかたって偽の勅書を容保へ送る。しかし、その策謀を知った容保は、守護職への責任感をさらに強める。