目の前に同じ本できれいなものと汚れているものがあれば、誰しもが綺麗な方に手を伸ばします。
この本のように、汚れやシミのある本を好んで手に取る人はいません。
しかしこの本は、なぜかきれいな本以上に多くの人たちから求められているのです。
いったい…この本にはどんな秘密が隠されているのでしょうか?
(この語りかけ、たどたどし過ぎて聞きづらい。それに、「いったい」の後の溜めはもう1拍欲しい)
今回は、強引な論理(推理)や深くない推理(服装、近道など)が目立った。初版本と言っただけなのに『春の修羅』と言ってしまった奇妙さは、栞子なら即座に気がつくはず。『錯乱』があったのを知っていたということが決め手となったが、「池波正太郎の賞を取った」という情報から『錯乱』を思いついたということもあり得る。
冒頭の謎かけも、初めから想像できたし、栞子の勿体ぶり度が強くなっていた。
酩酊した志田が貴重な古書を、はずみで売ってしまった相手の玉岡聡子に辿り着いたのは奇跡的で面白かったが。
それはともかく、玉岡一族の心情があやふやだったのが不満。
聡子
屋敷を売ることになり、父の蔵書を処分。「処分」という言葉に本への愛情は感じられない。それに、古本屋に売るというのも……図書館や大学に寄贈するとか考えないのかな。
これは性格ではないが、おっとりした話し方が栞子の引っ込み思案な?話し方と、ゆっくり度が重なり、まだるっこさが倍加された。
一郎と小百合
一郎はもともと本が好きなので、昴と気が合いそうだし、聡子とも揉めそうな気がしない。栞子の推理の材料にされただけ?
小百合はフェイクなので、「金にうるさい」という分かりやすい設定はいいと思う。
昴
余計なことを話し過ぎ(自らボロを出し過ぎ)。
亡父
「テナルディー軍曹に気をつけろ」って、却って昴を惑わしそう。それに、聡子も言っていたが、娘を盗人扱いするとは酷い。聡子と昴が仲良くなるよう願った人の言葉じゃないよね。
それに、聡子と昴が仲良くなるよう願って、直接、昴に本を渡さなかったというが、昴にさっさと譲っていれば、聡子が本が惜しくなって、昴を遠ざけるなんてことはしなかったと思う。
【ストーリー】番組サイトより
篠川栞子(剛力彩芽)は、客の自宅に出張して本を買い取る「宅買い」に五浦大輔(AKIRA)を連れて行く。訪ねた先は「玉岡」という邸宅で、依頼者の玉岡聡子(森口瑤子)は、3ヵ月前に他界した父親の蔵書を処分して欲しいという。
蔵書は主に純文学や詩集で、なかには中原中也の『在りし日の歌』の初版本など貴重なものもあり、栞子は密かに心躍らす。聡子はそんな栞子に、買い取りとともに、昨日この書斎から盗まれた宮沢賢治の『春と修羅』の初版本を取り戻して欲しいと依頼。父親は『春と修羅』の初版本を二冊持っていたが、状態の良くない方が盗まれたのだという。聡子がその消失に気づいたのは、昨夜、遺産のことでクレームを付けに来た兄・一郎と姉・小百合が帰宅した直後だった。ふたりの来訪の直前まで書斎にいて存在を確認していた聡子は、帰宅したふたりに電話で問い詰めたが、どちらも犯行を否定しているという。それを聞いた栞子は、ふたりの服装について尋ねる。
栞子と大輔が「ビブリア古書堂」に戻ると、そこに疲れ切った志田肇(高橋克実)がいた。志田は先日、酔った勢いで仕入れた古書すべてを1000円で売ってしまう、という失態を演じていたのだ。
翌日、栞子と大輔は一郎に事情を聞きに行き、その後、小百合とは甘味処で待ち合わせをした。しかしやって来たのは、息子・昴(今井悠貴)だった。小百合に頼まれて来たという昴は、栞子と大輔を自宅へと連れて行き…。
この本のように、汚れやシミのある本を好んで手に取る人はいません。
しかしこの本は、なぜかきれいな本以上に多くの人たちから求められているのです。
いったい…この本にはどんな秘密が隠されているのでしょうか?
(この語りかけ、たどたどし過ぎて聞きづらい。それに、「いったい」の後の溜めはもう1拍欲しい)
今回は、強引な論理(推理)や深くない推理(服装、近道など)が目立った。初版本と言っただけなのに『春の修羅』と言ってしまった奇妙さは、栞子なら即座に気がつくはず。『錯乱』があったのを知っていたということが決め手となったが、「池波正太郎の賞を取った」という情報から『錯乱』を思いついたということもあり得る。
冒頭の謎かけも、初めから想像できたし、栞子の勿体ぶり度が強くなっていた。
酩酊した志田が貴重な古書を、はずみで売ってしまった相手の玉岡聡子に辿り着いたのは奇跡的で面白かったが。
それはともかく、玉岡一族の心情があやふやだったのが不満。
聡子
屋敷を売ることになり、父の蔵書を処分。「処分」という言葉に本への愛情は感じられない。それに、古本屋に売るというのも……図書館や大学に寄贈するとか考えないのかな。
これは性格ではないが、おっとりした話し方が栞子の引っ込み思案な?話し方と、ゆっくり度が重なり、まだるっこさが倍加された。
一郎と小百合
一郎はもともと本が好きなので、昴と気が合いそうだし、聡子とも揉めそうな気がしない。栞子の推理の材料にされただけ?
小百合はフェイクなので、「金にうるさい」という分かりやすい設定はいいと思う。
昴
余計なことを話し過ぎ(自らボロを出し過ぎ)。
亡父
「テナルディー軍曹に気をつけろ」って、却って昴を惑わしそう。それに、聡子も言っていたが、娘を盗人扱いするとは酷い。聡子と昴が仲良くなるよう願った人の言葉じゃないよね。
それに、聡子と昴が仲良くなるよう願って、直接、昴に本を渡さなかったというが、昴にさっさと譲っていれば、聡子が本が惜しくなって、昴を遠ざけるなんてことはしなかったと思う。
【ストーリー】番組サイトより
篠川栞子(剛力彩芽)は、客の自宅に出張して本を買い取る「宅買い」に五浦大輔(AKIRA)を連れて行く。訪ねた先は「玉岡」という邸宅で、依頼者の玉岡聡子(森口瑤子)は、3ヵ月前に他界した父親の蔵書を処分して欲しいという。
蔵書は主に純文学や詩集で、なかには中原中也の『在りし日の歌』の初版本など貴重なものもあり、栞子は密かに心躍らす。聡子はそんな栞子に、買い取りとともに、昨日この書斎から盗まれた宮沢賢治の『春と修羅』の初版本を取り戻して欲しいと依頼。父親は『春と修羅』の初版本を二冊持っていたが、状態の良くない方が盗まれたのだという。聡子がその消失に気づいたのは、昨夜、遺産のことでクレームを付けに来た兄・一郎と姉・小百合が帰宅した直後だった。ふたりの来訪の直前まで書斎にいて存在を確認していた聡子は、帰宅したふたりに電話で問い詰めたが、どちらも犯行を否定しているという。それを聞いた栞子は、ふたりの服装について尋ねる。
栞子と大輔が「ビブリア古書堂」に戻ると、そこに疲れ切った志田肇(高橋克実)がいた。志田は先日、酔った勢いで仕入れた古書すべてを1000円で売ってしまう、という失態を演じていたのだ。
翌日、栞子と大輔は一郎に事情を聞きに行き、その後、小百合とは甘味処で待ち合わせをした。しかしやって来たのは、息子・昴(今井悠貴)だった。小百合に頼まれて来たという昴は、栞子と大輔を自宅へと連れて行き…。