英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

将棋雑感 ~NHK杯など~

2013-10-14 17:49:58 | 将棋
 王座戦は別記事を設けます。LPSAは記事を立てるかどうかは未定です。
NHK杯将棋トーナメント
渡辺竜王-広瀬七段
 相穴熊戦で後手振り飛車穴熊の広瀬七段が完勝。
 有利な分れから、穴熊戦の指し方、勝ち方を熟知している指し回しで、渡辺竜王に何もさせず、きっちり勝ち切った。
 『将棋世界』で広瀬七段は「僕の考える振り飛車のアイデア」を連載中で、11月号は「穴熊編」第5回。ちょうど、この対局の戦型が題材になっていた。講座を書いたのが先か、対局が行われたのが先か、分からないが、講座で最善とされる手順で52手目まで進み、渡辺竜王が指した53手目の▲2三歩は「△5五馬▲2二歩成△同飛▲同飛成△同馬とさばき合いに応じる。以下▲4二飛なら△3二飛と打ってしのいでいる。香得で馬を作っているので後手まずまずだと思う」と記している。実戦も上記の順に進んでいる。
 ちなみに、53手目の▲2三歩では▲3三歩成を最善手としており、以下△3三同桂▲3四歩△5五馬▲3三歩成△同馬▲5四桂△同銀▲同飛△4三馬▲5六飛△4四桂で、銀香交換の駒損だが、馬を作っており手番も握っている(飛車取りになっている)のでほぼ互角としている。(この順を感想戦でも検討していた。対局時点でこの順も研究範囲だったようだ)
 対局が早く終了し、感想戦も17分もあり、しかも、検討する箇所も少なく、一通り終わってから、序盤を再度検討することとなり、いい所なしの将棋内容と相まって、渡辺竜王は非常に不機嫌そうであった。

中田宏八段-橋本八段
 橋本八段の対局前のインタビュー、何かやるだろうと期待したが、「豊島ぁ、強いよね…」(佐藤紳哉六段考案)のパロディ・じぇじぇバージョンを発表。しかし、空振り気味。松尾七段も拾いにくく苦笑していた。
 その失敗感を引きずったのか、後手早石田の作戦が悪かったのか、金が遊び駒となった分だけ、橋本八段苦戦に陥る。
 しかし、4六にいた遊び気味の銀を5五に引き、6六への活用を見たのが秀逸で形勢を挽回。しかし、終盤、決め手を放ったかという角打ちに、守っただけのような飛車回りが実は詰めろ。これに気づかず、あえなく頓死(頓死と簡単に片づけられない局面だったが)。
 橋本八段には、もっと勝ち進んでパフォーマンスを見せてほしかった。

その他としては
 先崎八段の解説は、対局者の読みについていけないように感じた。特に、受けの手が見えないのと、瞬時に詰みが読み切れない。指し手の広角視野も狭い。矢内女流の方が広い。矢内さんは大盤で対局したら、下手な男性棋士より強い気がする。

A級順位戦
 昨年土を付けられた三浦九段に△8六飛と鮮やかな決め手を放ち快勝。この局面も、記事に取り上げたいが、なかなか書く余裕がない。
 返す刀で、4回戦の渡辺竜王戦も完勝。羽生三冠は横歩取り戦は特に強いなあ。
 これで4連勝。1敗は行方八段(2勝1敗)のみ。名人位挑戦に大きく近づいた。渡辺竜王は不調か?竜王戦が少し心配になった。

羽生三冠の過密日程
 毎年のことであるが、この時期、やはり過密日程になった。
 4月3局、5月5局、6月3局、7月8局、8月3局、9月5局、10月14日までで4局、今後少なくとも10月中に3局予定されている。
 特に10月に入っては過密度が増している。2日・王座戦第3局(横浜)、6日・JT日本シリーズ(名古屋)、8日・王座戦第4局(新潟県)、11日順位戦。
 1週間の間に、タイトル戦2局とJT杯で、横浜→名古屋→新潟って、酷過ぎない? 前夜祭もあるし、JT杯も公開対局である。

LPSA もうどうでもいい
 自らの非を認めるどころか、自団体の行為を振り返り言及もなし。連盟の行為を避難するだけ。
 論じる価値もない。
「よく分からない石橋女流棋士の処遇 その2」(9月12日記事)
「よく分からない石橋女流棋士の処遇 その1」(8月21日記事)
「LPSA、ようやく謝罪したが……」(6月23日記事)
「LPSA声明「日本将棋連盟による女流棋戦からの排除行為について」について」(5月17日記事)
「残念な対局放棄」(1日31日記事)
コメント (2)
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『八重の桜』 第41話 「覚馬の娘」

2013-10-14 14:09:43 | ドラマ・映画
(今週も簡単に……というか、特に書くべきものなしと思いましたが……)
 今話は、完全に覚馬が主役だった。
 いえ、毎話毎話、主人公(ヒロイン)が主役特権を行使して出しゃばってくるよりは、話がスムーズになってよい。
 大河ドラマのように人の一生を約50回掛けて描く長編は、歴史物の場合、女性が主人公だと歴史的や社会的事件に絡む濃度が薄いので、向いていないように感じる。
 今年の場合、覚馬の方が向いていると思うが、前半部分の会津戦争への絡みが少ないので難しいのかもしれないが、それを尚之助が補うようにすればよい。
 今話のテーマの一つ、「自由民権運動」「新聞による世論に力」を題材にしたいのなら、覚馬が主役の方が描きやすい。
 ただ、今回、世論によって国会の開設に動かざるを得なかったとなっていたが、日本が列国から近代化がなされたと認められ、不平等条約の改正を果たしたい政府としても、国会開設は必須の課題だったはずである。

覚馬 VS 槇村 最終ラウンド
 「覚馬vs槇村」と銘打つほど、槇村の人間性に厚みがなかったのが残念。
「刺し違えて、痛み分けで終わらせるつもりか。やはり策士やのう、先生」
 覚馬が「痛み分け」、「刺し違え」という形にしてあげただけで、槇村に花を持たせたという点で「策士」だと言える。
「この10年、わしゃあ、あんたを使うちょるつもりじゃった。じゃが、使われとったんはわしの方かもしれん」
 ようやく気がついたのか。おそらく、周囲の者は皆そう思っていて、槇村だけ気がついていなかっただけだと思うぞ。


みねの結婚 ~覚馬・みね親子~
「どこまでもついでいけ。
 何があっても離れんじゃねえぞ」
「…んだげんじょ、どうしても困ったら、そん時は大声を出して呼べ。
 お父っつまぁが助けに行く


 密偵を追い払った際、みねに掛けた言葉を回収。
 あのシーンは不自然なエピソードだと思ったが、≪やられた、うまい!≫

 今回は、みねの結婚と、この覚馬とみねの心の引っかかり(母・うらとの別れ)が融解したエピソードで、この親子にとっては大きな出来事であるが、ここ数回、いろんな出来事を、断片的に列挙しているだけのように思える。
 昨年の『平清盛』のように人間感情のドロドロした濃厚さが懐かしい。
 突っ込みどころ満載ではあるが、言いたいことがよく伝わる『ダンダリン』の方が、ドラマを観た気がする。


【ストーリー】番組サイトより
 板垣退助(加藤雅也)たちの自由民権運動が勢いを増すなか、覚馬(西島秀俊)ら京都府議会は、新聞を使って世論を動かし、槇村(嶋政宏)の横暴な府政に攻撃を仕掛けていた。
 そんなある日、今治で伝道に励む同志社卒業生の伊勢時雄(黄川田将也)は、かねてから心を通わせていた覚馬の娘・みね(三根梓)に結婚を申し込む。母・うら(長谷川京子)のために婿をとって山本家を継がねばと思っていたみねは、すぐに結婚を許した覚馬に激怒。八重(綾瀬はるか)は、みねを心配して言葉を掛ける。その後、覚馬と和解したみねは、時雄と共に新たな人生を歩んでいく決意をする。
コメント (2)
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