英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

相棒 season13 第15話 「鮎川教授最後の授業」

2015-02-18 19:07:03 | ドラマ・映画
(先週の回でしたが、今日18日に視聴しました)
なぜ人を殺してはいけないのか?

 おそらく、この回を観た視聴者のうちかなりの人が、この問いをググったのではないだろうか?
 で、ヒットしたのがこのページ
「誰も答えられない?「なぜ人を殺してはいけないのか」 その理由を弁護士7人に聞いてみました」『シェアしたくなる法律相談所』

 7人の弁護士のトップ回答者(琥珀法律事務所・川浪先生)の答えが、綺麗な解答だった。
【引用ここから】
『なぜ人を殺してはいけないのか?』と問われたら、最初に思い浮かぶ答えは『殺されたくないと誰だって思うから』というものではないでしょうか。

しかし、刑法には、殺人のみならず、同意殺人、自殺幇助も罰する旨の規定があります。すなわち、『殺して欲しい』、『自殺するのを手伝って欲しい』と頼まれてその人を殺すこと、その人が自殺するのを手伝うことも禁止されているわけです。

そうすると、殺される側が納得しているかどうかは関係ないわけですが、なぜ、刑法にこのような規定があるのかというと、人の生命はあらゆる活動の根源・自由の基礎にあるもので最も尊いと考えられているからでしょう。

これも一つの価値観に過ぎませんが、この価値観は多くの人が共有しているはずです。社会において、多くの人と関わって生きる以上、多くの人が共有する価値観に反する行動に出てはいけない、特に生命は最も尊いものですからそれを侵害してはいけない、だからこそ『人を殺してはいけない』のだと思います。【引用終わり】



 川浪先生が「生命は最も尊いもの」と述べ、他の先生も「他のあらゆる権利(人権)は命があってこそのモノ」と言及している。
 『「生命」は「人間が構築できる他の権利より次元が高い所にあるモノ」であり、それを人の手で奪ってはいけない』、『生きていることが“奇跡”であり、それを壊してはいけない』、と回答欄に書くかなあ。青春ドラマ風に書くとしたら、『その人の可能性を他の者が奪ってはいけない』と言うべきか。


 でも、上述は人の範疇を超えると、当てはまらなくなる。
 人は生きるために動物や植物の命を奪うし、娯楽・趣味の為に動物を殺し、自然を破壊するのである。
 まあこれは、「同種族の繁栄」という観点で考えると、許容範囲の行動と考えることもできる。

 しかし、地球規模で考えると、人間は地球にとって害虫としか思えず、殺人は『害虫駆除』で肯定出来てしまう……

 星先生(先の7人の弁護士の一人)
「人を殺してはいけないと言う法律があるからです」が正解なのかもしれない。


 右京や社美彌子はどういう解答をするのだろうか?



 あと、気になったことは、
「右京さん、返信葉書は、興味がなくても、出席しなくても、ごみ箱に捨てずに送り返さなければいけません」

【ストーリー】番組サイトより
 右京(水谷豊)は、享(成宮寛貴)の後押しもあって、大学時代の恩師の古希を祝う会合に出席する。参加者は、恩師の鮎川(清水綋治)のほか、弁護士や大学教授、財務省の幹部など、特に優秀だった元教え子たち。その中には、最後の教え子だったという社美彌子(仲間由紀恵)の姿もあった。一同は、鮎川の身の回りの世話をしている家政婦の黎子(石野真子)の手料理に舌鼓を打ちながら会話を楽しんでいたが、鮎川は突然、思ってもみなかった疑問を投げ掛けてくる。「なぜ人を殺してはいけないのだろうか?」。次の瞬間、参加者たちは、強烈な睡魔に襲われ意識を失ってしまう。気がつくと、そこは外界から遮断された地下室で、その一角には命題への回答を求める書き置きが。しばらく後、地下室の扉が開かれるが、そこには猟銃を手にした鮎川の姿があった。

鮎川はなぜ教え子たちを監禁し、殺人の是非を問うのか。
捕らわれた右京たちは、この危機にどう対処するのか?
閉ざされた空間で、命を懸けた極限の頭脳戦が始まる!

ゲスト:清水綋治 石野真子

脚本:輿水泰弘
監督:和泉聖治
コメント (4)
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