英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

東京都知事選……相変わらず、ゴタゴタ……

2016-07-08 23:15:48 | 時事
 本日、石田純一氏が立候補の意思がある事を表明した。
 今回の表明によって、タレントやCM活動に支障をきたす可能性が大きく、リスクを覚悟の今回の会見を評価する向きもあるが、私はかなり疑問に感じている。
 「野党統一候補なら、ぜひ(立候補擁立を)受けさせていただきたい」と述べていた。しかし、政治経験もなく政治や経済に精通してもいないようで、その彼が、(市民団体から支持があったらしいが)どのような論理で≪野党統一候補なら擁立を受けたい≫という結論に至ったか、不思議である。(優秀なスタッフを集めるとしても)都知事をやるだけの能力があると思っているのだろうか?票を集める能力はあるかもしれないが、それをエサに野党から擁立を公募?するなんて、「前知事+自民、公明」の図式と大差がないのではないだろうか?
 「“子どもたちに夢を”という平和で安心できる暮らしを実現したい」という理念は素晴らしく、都知事選の争点について「市民目線で言えるのは、もうちょっと憲法改正について話し合った方がいいと思う」「東京は出生率が低くて子供を産みにくい、育てにくい」と話し、憲法改正と子育て支援を挙げていたが、都知事と憲法改正とは関連が薄く、国会議員に立候補すべきなのでは。
 会見は半分程度しか見られなかったが、東京都民1361万人(2016年6月現在・推計)の生活を背負う覚悟は感じられなかった。
 妻の東尾理子さんは「驚いている」と語っていたらしい。「反対していた」のではなく「驚いている」なので、夫婦間の話し合いは不十分だったのだろう。この件からも、今回の石田氏の表明が地に足が付いていないように思える。

 また、自民党東京都連が擁立を目指している元岩手県知事、元総務大臣の増田寛也氏が都内の市長の有志から立候補を要請された(立候補を表明する見通し)。増田氏は岩手県知事時代、赤字を2倍にした実績?がある。人員削減など思い切った改革も行ったようだ。情報収拾不足なのでそういった政策の是非は、私にはわからない。3選を果たしているし、県民の支持を得ていたのだろうか?(増田氏の支持団体・政党の基盤の強さにもよるし、この点も分からない)ウィキペディアを読むと「毒にも薬にもなる」という印象。

 さらに、日本弁護士連合会元会長の宇都宮健児氏も立候補を正式に表明する考えを示した。
 過去2回の都知事選では2度とも次点であった人物だ。これまでの主張は「教職員の君が代起立斉唱義務化に反対、外国人参政権推進、五輪招致反対(今回はコンパクト開催を主張)、脱原発、福祉の充実」など。

今日の小池百合子氏
 「自らの立候補は、安倍政権の経済政策に貢献するもの」という考えを示した。
 「アベノミクスの一丁目一番地が女性の活躍なので自信を持って手をあげた」と説明していたが、理論の飛躍があるようでよく分からない。
 自民党の公認が得られないと察知すると、先手を打って立候補を表明。さらに、自民党都連を批判し自身の正当性を主張。それでいて、アベノミクスを取り上げて、その賛同者であること、さらに女性をアピール。

 いろいろと選挙戦略は長けているが、勝手に立候補を表明したり、公約で「冒頭解散」を掲げたりと、信用できない人物に思える。
 都議会においては、知事に対する不信任案が可決されないと解散はできない。都民の声を聴く姿勢を表したモノらしいが、仮に選挙を行ったとすると、また数十億円の費用が掛かるのだが。
 


この他、今尾貞夫氏、河野憲二氏、桜井誠氏、高橋尚吾氏、立花孝志氏、中川暢三氏、マック赤坂氏、山口節生氏、山口俊夫氏が立候補を表明している。
コメント
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